「バトルフィールド1942」拡張パック第2弾「シークレット・ウェポン」（SW）待望の英語版デモが，ついにリリースされた。
　第二次世界大戦中に計画されたものの，実戦配備まで至らなかった幻の16兵器を収録した本拡張パック。詳細については，当サイトの関連ページ「こちら」を参考に。

　デモ版に収録されているマップはヘレンドーン（HELLENDOORN）で，これはオランダにある町の名だ。この町の付近にはドイツの悪名高き報復兵器"V2ロケット"の発射施設があり，イギリス軍はこの施設を破壊すべく進軍していく。ドイツ軍はこれを迎え撃ち，ロケットを守らなければならない。マップは山岳と水辺が多いため，攻め入るのには苦労することになるだろう。破壊された橋もあり，気づかずに渡ろうとすると目も当てられない結果となる。落ちゆく戦車などを見かけたら，ボイスで盛大に励ましてあげよう。
　このマップには，SWの売りである期待の新兵器がいくつか登場する。連合軍のゴブリン護衛機やドイツのナッターといった小型航空機を始め，サイドカー付きバイクのXA42とR-75，LVT-4やシュビムワーゲンといった水陸両用車両，そしてT-38の車体に37mm高射砲を搭載した対空自走砲フラックパンツァーなどだ。この新たな16兵器の中は地味めのモノが多い気もするが，バカっ速いバイクなどをうまく使えば相当面白い戦術を生み出せそうだ。またジェットパックもあるので探してみよう。装備するには近づいてキーボードの"G"だ。
　登場する陣営は英コマンドーと独エリート部隊なので，ブレン軽機関銃やFG42，投げナイフ，K98ライフルグレネードなど新登場の武器をすべて体験できるのが嬉しい。ナイフはうっかり全部投げてしまうと無くなるので要注意（左クリックで投げ，右クリックで切りつける）。
　デモ版は単体でシングルプレイとマルチプレイを楽しめる。シングルではインスタントバトルを，マルチでは"チームデスマッチ" "キャプチャーザフラッグ" "コープ" "コンクエスト"といった4種類のゲームモードを楽しめる。残念ながら本作品目玉の一つである"オブジェクティブ"（目的達成モード）は収録していないようだ。
　「シークレット・ウェポン」の日本語版は，2003年8月28日に発売を予定されている。夏休みのあいだは，このデモ版を遊び倒そう。（Kawamura）

キー操作