<<第一回「スペック詳細編」はこちら>>さてそんなわけで,前回の特集で「リネージュU推奨 HP Compaq Desktop d330 MTオリジナルモデル」(以下,L2推奨モデル)のハードウェアに関してはひととおり紹介したことだし,今回は各種ベンチマークを計測して,PCのパフォーマンスについて見てみることにする。また実際に「リネージュII」をプレイをして,グラフィックスオプションの設定で,また負荷の度合いでプレイフィールがどのように変わっていくのかも,同時に検証してみよう。
Athlon XP 2800+の実クロックが2GHz強ということもあって比較するのも酷ではあるのだが,スペックどおり,概ねL2推奨モデルが高いスコアをマーク。「FINAL FANTASY for Windows」の動作検証用として用いられるVana' diel Bench 2では,低解像度/高解像度共に"非常に快適にプレイ可能"とされている4000以上のスコアを記録している。 一方,DirectX 9フィーチャーの測定に適したAquaMark 3の結果では,若干ではあるが,編集部内PCのポイントが高い(ほとんど誤差だが)。これはL2推奨モデル側のCPU処理能力にいわゆる"頭打ち"がきた結果と考えられ,どうやらGeForce FX 5700クラスのGPUがパワフルなPentium4/3EGHzCPUを持て余し気味らしい。そのあたりは,次の"ハードウェア構成変更"の項で裏付けをとりつつチェックしていこう。
そんなわけで,先ほどのベンチマークで得た,L2推奨モデルのCPUがビデオカードの性能を(バランス的に)大きく上回わっているという結果から,また"ちょっと見てみたいかな"という好奇心(?)から,ビデオカードのみを変更してベンチマークを測定してみた。 結果から見ると,やはりL2推奨モデルは,ハイエンドなビデオカードを用意してやることで水を得た魚のように素晴らしいパフォーマンスを見せる。この場合は比較というより,とくにL2推奨モデル単体のスコアを見て,その伸び率に注目。3DMark03,Aquakmark
3にその傾向が顕著だが,5700と5950 Ultraではパフォーマンスに2倍以上の差がある。
美しいグラフィックスも「リネージュII」のウリ,というわけで高解像度でプレイしてみたが,画面のように派手な描画を必要とする戦闘シーンでもほぼ問題なし。パーティプレイで詠唱エフェクトを重ねると多少もたつくこともあるが,通常プレイ時の描画はソツなくこなしてくれそうだ。 それではもう少し負荷をかけてみようということで,待ち合わせやコミュニケーションの場として常時プレイヤーでごった返しているマップ中央の都市グルーディオへ足を運んでみた。
本機を導入するにあたっての一番のメリットは,まずはなにを置いても"「リネージュII」が過不足なく動作する"という部分に尽きる。しかもインストール不要で,同作を楽しむための各種特典まで付属している(特典については,第一回の「こちら」を参照)。 若干の"スキ"があるとすれば,ビデオカードと電源周りだが,ビデオカードに関しては最近NVIDIAとATIが,それぞれGeForce 6とRADEON X800というフラッグシップシリーズを発表したばかり。両チップ共に,そろそろ店頭に並び出す頃だが,実売価格は4万円を軽く上回るだろうし,とても手が出る価格ではないだろう。 本機が搭載しているチップは,NVIDIAのメインストリーム級でコストパフォーマンスから考えると推奨モデルへの採用はある意味ベストチョイスといえる。現時点でこの構成で遊べないタイトルはほとんどないだろうし,明確に力不足を感じた頃には,現在のフラッグシップクラスのカードが手頃な価格で手に入るようになっているはずだ。 さて「リネージュII」は,大型アップデート「クロニクル1」の適用と同時に2004年6月25日より正式サービスが開始される。"現在のPCではちょっと不安かも……"なんて考えているなら,購入したその後すぐに「リネージュII」がプレイ可能な本機を検討してみてはいかがだろうか。 <<第一回「スペック詳細編」はこちら>>
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