DOOM 3[英](サイバーフロント)

 2004年の超大物FPS,「DOOM 3」のプレイアブルデモがついに登場。オープニングムービーと最初の3レベルを収録した,待望のシングルデモだ。製品版は日本語マニュアル版が8月12日にサイバーフロントから発売されており,すでに遊び尽くしたという人も多いだろう。
 あまりにも「重い重い」という話ばかりが先行してしまい,「ウチの控え目な性能のPCで動くだろうか」と心配になった人が,購入を躊躇してしまう始末。とりあえず本デモは動作確認用として,大いに役立ってくれるだろう。

 気になる画面設定だが,「こちら」のインタビューにもある通り,さすが現状のハイエンドPCでは最高設定"ULTRA HIGH QUALITY"を満足に動作させられない。編集部のAthronXP2800+&GeForce FX 5950Ultraというスペックで解像度1280×1024ドットの"ULTRA HIGH QUALITY"に設定すると,敵が出現してからは全体的にカクカクしてしまい,まともなゲームにならない有り様だ。もちろん,2番めに高い"HIGH QUALITY"に設定すれば,さほど問題なく動作した。一応,QUALITYレベルは全部で4段階あるので,これより低いマシンスペックでも十分楽しめる。

 デモ版では,主人公が火星の基地に降り立った直後の平和なレベルと,敵が出現する経緯,そしてすっかり敵に制圧されてゾンビだらけになったあとのレベルを少しプレイできる。収録レベルの内容は,製品版とほぼ同じだ。難度設定の"NIGHTMARE"(一番難しい)が選択できないという制限がある。
 登場する敵は主にゾンビばかりなので,サイバーデーモンなどを相手にした強烈な戦闘は製品版に譲るとして,デモ版では荒れ果てた火星基地内でのホラーチックな戦闘を堪能しよう。ゾンビ自体はそれほど強い敵ではないのだが,完全な暗闇の中から突然現れることが多いため,どちらかというと心臓に悪い戦いが多い。
 光と影の処理が本作最大の見どころということもあり,グラフィックスはまさに時代の最先端である一方,ゲーム内容自体は驚くほど古風なスタイルを貫き通している。通路や階段などの影をよく見てみると,弾薬や回復アイテムが頻繁に隠されているあたりも昔を思わせる。

 本作こそ,ある意味2004年を代表するPCゲームとなるであろう。何はともあれ,最低限のスペックを満たしたPCを所有しているなら,普段FPSをまったくやらないという人も本デモは体験しておきたい。(Kawamura)

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キー操作

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  • 武器選択 1〜9,0
  • リロード R
  • フラッシュライト F
  • 走る Shiftキー
  • 向き固定 Altキー
  • クイックセーブ/ロード F5/F9キー
ダウンロード
461MB

動作環境

対応OS:Windows 2000/XP(98,Meは不可)
CPU:Pentium4/1.5GHz以上
メモリ:384MB以上
ビデオ:VRAM64MB以上,ハードウェアT&L必須(GeForce 3/TiまたはRadeon 8500以降)
DirectX 9.0b以降

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このページのScreenshotsは,すべてNVIDIAの「GeForce FX 5950 Ultra」グラフィックスチップ搭載カードを使用して撮影したものです

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