誇り高きスコットランド人の戦いを描いた,ヒストリカルRTS「Highland Warriors」。スコットランド地方における,9世紀から14世紀までのハイランダー達の戦乱の歴史をキャンペーン化している。このゲームに関してはPreview記事の「こちら」に詳しいので,作品設定やスコットランドの歴史などに興味のある人はぜひ一読を。 精巧なフル3Dグラフィックスで描画される本作品だが,RTSとしてはいたって基本に忠実。労働者を生産してリソース(金,食料,木材,石材,鉱石)を採集し,各種建築物を建てつつ戦闘ユニットを増強していく。インターフェースやグループ化などのシステム部分も既存のRTSに準じており,従来のRTSの知識だけでプレイできる。 ユニークなのは,各勢力に存在するリーダーユニット。彼らだけが使える特殊コマンドが存在し,これが各勢力及びリーダーの性格付けをしているのだ。
デモ版では,シングルプレイモードを1シナリオ収録。イギリスのエドワード王を守りつつ,同じイギリスの敵勢力マクドナルド勢力に挑む。エドワード軍の陣営はマップ中央にあり,マクドナルド勢力はその左右に展開しているのだ。東側にミッション目標の城砦があり,西側にはキャンプ地がこちらを狙っている。また山岳を回りこんで南西方向には,スコットランド人の陣営も存在している。西側の両陣営がたびたび兵を送り込んでくるので,これらを退けつつ軍隊を強化して東の城砦を目指そう。 マップはフォグで覆われているため索敵活動が必要なわけだが,視界はエドワード王が最も広いので王自ら歩き回るのがいいかもしれない。またリソースの採集は,石材(Stone)と鉱石(Ore)の違いに気をつけたほうがいい。 3Dグラフィックスが綺麗な分,マシンパワーは相当必要になる。重くてゲームにならないという人は,セットアップツールを起動して解像度を操作し,さらにゲームメニューのオプションで画面のクオリティを下げたほうがいいだろう。(Kawamura)
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