全米での劇場公開が少しだけ延期となった,オリバー・ストーン版「アレキサンダー」。もう一つのアレキサンダー映画も進行しているようだが,まずは1発めに期待したいところ。日本では2005年のお正月映画として公開される。
この映画「アレキサンダー」のゲーム化タイトルとして制作されていた,Ubisoftの同名RTS「Alexander」にデモ版が登場した。劇場公開日と同時発売を目指していたせいか,このゲームの発売日も少しばかり延期され,2004年11月23日のリリースとなる(欧米での話)。
さて,壮大な合戦シーンが見どころの映画に負けず劣らず,大兵力が激突する本作。今や膨大なユニット数がウリのRTSは珍しくもないが,本作のユニット無限生産(資源があれば)は,いやでも大合戦となってしまう見事なシステムだ。
デモ版ではキャンペーンの2ステージと,シングルのスカーミッシュまたはマルチプレイ用に3ステージを収録している。デモ版ではセーブ/ロードが使用できず,オプションのアニメーションクオリティが"Low"しか選択できないようだ。
キャンペーンは"Alexander the Great"の"Taming Macedonia"と,"Construction of Alexandria"を収録。コリン・ファレルに似たアレキサンダー大王を中心としたストーリーを交えつつゲームが進行していく。ヒーローユニットのアレキサンダー大王(Alexander)を失ったら敗北だ。
基本的に目的地が地図上にマークで表示され,単にそこへ移動するか,そこに建物を築くか,そこにいる敵を倒すか,といったことが主な目標となる。最初の"Taming Macedonia"は,チュートリアル的な意味合いも強い内容なので,最初にプレイしておきたい。ゲームマニュアル(PDF形式)と,キャンペーンのMission1と2を解説した「Readme.html」も同梱されており,なかなかの親切っぷりだ。
本作の特徴として覚えておきたいのが,敵の建物を攻撃できるのは基本的に,スリング兵やジャベリン兵など遠隔攻撃ユニットのみということ。また敵の陣営を壊滅させるには,"Town Center"をすべて破壊すればよい。これは,スカーミッシュや対戦にも共通のルールである。
スカーミッシュおよびマルチプレイでは,2人用の"TwoRivers",4人用の"Bacteria",6人用の"SeaQuest"という3マップを使用可能。選択できる陣営は,マケドニアかペルシャのみ。製品版ではほかにインドとエジプトも登場するようだ。
Easyなら大軍団での力押しも可能なレベルなので,腕に自信はないけどゴチャゴチャRTSに興味があった人にもオススメ。(Kawamura)
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