[E3 2004#014]共和国の小隊を率いるFPS「STAR WARS:Republic Commando」 - 2004/05/13 18:36

 ルーカスアーツが特設ブースで展示していた4本のスター・ウォーズ作品のうち,比較的早めに日本でも登場しそうなのが,FPSタイトルの「STAR WARS:Republic Commando」だ。

 スター・ウォーズのFPSというと,もうあまりにも数が多すぎて,パッと見ただけでは全部同じに見えるような状態だが,本作も設定を聞かないと見分けがつかないかもしれない。本作は共和国のエリートフォースの一員となって,さまざまな惑星で特殊任務に従事するシングルキャンペーンがメインのFPSだ。
 "共和国"という言葉からもある程度は分かるだろうが,時代的には劇場版のエピソードII〜IIIの間となる。で,ストーリー的には映画のIII(そろそろ公開が近づいてきた)にかなり密接に関連しているとのことだ。これが頻繁にあるから,SWのゲームは見逃せない。

 共和国の兵士という,誰にとっても思い入れの薄そうなキャラクターが主人公の本作。どういったゲームに仕上がっているのかというと,これがなかなか面白そうなのだ。
 4名構成の小隊を率いる,というのが本作のコンセプトなのだが,この部分にやたら徹底的にこだわっているのが特徴。ただ率いるだけのFPSなら珍しくはないが,仲間に的確な指示を出すことで初めて突破可能になるシーンなど,とにかくチームプレイを意識したステージ構成となっている。
 基本的には数種類の指示コマンドが用意されており,これはワンタッチ・チーム・コントロールシステムという独自のシステムによって,極めて簡単に次々と繰り出せる。このシステムが,状況によってさまざまなアクションを生み出すようだ。ミッションは破壊工作や暗殺,人質救出などといった内容のものが用意されており,これらがすべてチームプレイを駆使することで達成可能になっている。
 3D描画にUnrealエンジン,物理エンジンにKarmaを搭載しており,あらゆる物体を動かして壊せる。シングルプレイでは七つの惑星を舞台とした15ミッションを収録。マルチプレイは最大16人で,デスマッチ,チームデスマッチ,キャプチャー・ザ・フラッグを楽しめる。

 ちなみに,エピソードIIに登場したジャンゴ・フェットを演じたTemuera Morrisonの名がボイスアクターとしてクレジットされている。どのシーンで登場するのかはプレイしてみなければ分からないが,ユニークなキャラクターなだけに,どのような形で関わってくるのか非常に楽しみである。しかしジャンゴ・フェットってエピソード2で死ななかったっけ……?
 発売は2004年秋で,現在の開発状況は75〜80%とのこと。とびっきりの大作ではないかもしれないが,スター・ウォーズファンはお楽しみに。(Kawamura)

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