MMORPG「リネージュII」正式サービスの日時が決定 - 2004/05/07 18:25


オープンβテストでの寒色系とはガラッとイメージチェンジし,黒とダークエルフのシックなイメージとなる正式サービス版パッケージデザイン(変更される可能性はあります)
 エヌ・シー・ジャパン「リネージュII」は,同社が運営しているリネージュと世界観を同じにする正当な後継者で,美麗なグラフィックスが特徴的。
 同作は2004年2月11日からオープンβテストが開始されていたが,ユーザー数の増加によって,当初用意されていたサーバー4台から8台まで増設されるほどの人気ぶりだ。

 その人気が覚めやらぬ本日(5月7日),正式サービス開始の発表会が,都内にある青山テピアで行われた。そこでは,オープンβテストに参加している人には一番気になるであろう,正式サービスの開始日などが発表されるとともに,それと同時に実装される大型アップデート"クロニクル1"の内容も公開された。

 発表会は,以前「こちら」で掲載したアンタラス戦と攻城戦のムービーから始まった。その後,エヌ・シー・ジャパンCEOのキム・テクホン氏の挨拶があり,キム氏は,「正式サービス開始に伴ってメジャーアップデートを行うことで,これまで以上の人気を集めることをを確信している」と自信にあふれているコメントが印象的だった。次に,NVidiaの飯田氏,エレクトロニック・アーツの山本氏などの挨拶と,スムースに流れていった。
 ちょっと発表会の流れとは前後してしまうが,現在同作のアカウント累計数は35万を超え,同時接続者数も3万5000を突破している。正式サービス後のアカウント数は10万を目標にしているとのことだ。オープンβテスト時のアカウント数,同時接続者数からみれば,国内では有数の人気タイトルの一つに入るが,この人気をそのままに正式サービス後へ繋げていくのは,ゲームの面白さだけでなく同社のサービス体制が大きく関わってくる部分だろう。
 また,これは発表会の最後に行われた質疑応答でのやり取りだが,現在プレイヤー間で問題視されている外国人プレイヤーに対しての対応については,対応策を考慮中という返答に留まった。この問題は,おそらくは正式サービス開始と共に激減すると思われるが,運営側での対応のありなしでプレイヤーの運営側に対するイメージも変わってくるので,しっかりとした発表があると安心できるのではないだろうか。

発表会には,メディアだけでなくファンサイトの運営者も招待されていた。発表会の後半には,興味深いデータの報告が行われた


■正式サービス開始の日時とキャラクターデータの引継ぎ

 その後,エヌ・シー・ジャパンの越知氏による,クロニクル1の概要説明があり,そこで,正式サービス開始の日時も発表された。
 正式タイトルは,"リネージュII Chronicle1 〜戦乱を呼ぶ者たち〜"で,正式サービス開始は6月25日。発表会では具体的な開始時間は未定とされていたが,おそらくはオープンβテストと同様に12時〜15時前後となるのではないだろうか。正式サービス開始の準備期間として,現在行われているオープンβテストは,6月22日0時に終了。オープンβテスト時のキャラクターデータは,すべて正式サービス後に引き継がれ,データのWipe(消去)はない
 気になる料金については,なぜか未発表となった。戦略的な理由ということだったが,テスターが最も気になる部分だし,料金プランによってユーザー数も上下するので,慎重になっているのかもしれない。本家NCのボスであるTJ Kim氏と日本側の希望する"額"が合致しないという噂などもあるが,本当の理由は不明。正式サービスインの日時だけ発表されて肝心の課金額が発表されないという,珍しい発表会となった。

 正式サービスバージョンのクライアントソフトは,4種類が用意される予定。
 まず一つめが公式サイトなどからによるダウンロードで6月24日から開始される。二つめがオープンβテストバージョンからのオートアップデートで,こちらは6月23日からの開始予定。3番めが,正式サービス版パッケージで,6月14日に3129円(税込)で発売予定だ。これは本日(5月7日)から,予約の受け付けが始まるとのことだ。最後は,無料配布CD-ROMで,6月上旬に公式サイトで用意される専用フォームに記入すれば,正式サービス版クライアントが無料で送られてくるというもの。ただし,オープンβテストに参加していてレベル20以上のキャラクターを持っている人という制限がある。これはアカウントごととのことなので,レベル20以上のキャラクターがいるアカウントを複数所有している人は複数枚もらうことも可能だ(1枚あれば十分だが)。

クロニクル1で追加される新装備の数々


■ついに攻城戦が実装されるクロニクル1

 さて,"クロニクル1"についてだが,クロニクルとはリネージュIIでの大規模アップデートに付けられたシリーズの名称で,単なるマップやシステムの追加のアップデートではなく,広大で時代を経ていくというイメージを連想しやすくするために付けられたという。クロニクルは,約半年に1回のペースでアップデートが行われる予定で,日本では2004年11月にクロニクル2の実装を予定しているとのことだ。
 クロニクル1では,アデン大陸の東側に広大なエリアが追加される。巨大ドラゴン"アンタラス"が棲むアンタラスの洞窟や,難攻のアデン城,ドッペルゲンガーが出没する鏡の森など,主に高レベル向けエリアが追加される。プレリュード(オープンβテスト版)バージョンでは,レベル45以上向けのハンティングポイントが非常に少なく,レベルアップに非常に時間がかかっていたので,これらのエリアにすぐにいける人だけでなく,これからレベルアップしていく人にとっても嬉しいだろう。ちなみに,アンタラスと戦うには,あるクエストを受けなければならないとのこと。またアンタラスの洞窟内には途中参加のプレイヤーは入ることができないらしいので,大人数で攻めるか,精鋭チームを結成して攻めるかは難しいところだ。
 攻城戦は,アデン大陸にある5か所(アデン,グルーディオ,オーレン,ギラン,ディオン)の城を舞台に行われる。城を所有するには,攻城戦で聖物保管所という場所へ行き,攻撃側の盟主(血盟レベル4以上)が一定時間聖物と交感して勝利すればよい。本家韓国版では,攻城戦が行われると1000人以上が参加し,攻城ゴーレムなどで激しい戦いが毎回繰り広げられるという。最初はNPCが所有する城を奪うことから始まるので,日本でこのようなPvPが行われるのはもう少し先の話になってしまうだろう。
 もう一つの要素のテイミングモンスター「こちら」のインタビューなどでも登場)は,クロニクル1ではハッチリンのみが実装される。ハッチリンはストライダー,ワイバーンと成長していく仲間で,ハッチリンの入手はウルフと同様にクエストのクリアが必要となるらしい。ストライダーから騎乗できるようになるが,これはクロニクル2以降で実装予定で,さらにワイバーンは,城主でないと成長させられないとのことだ。
 これら以外にも,アジトの追加(約10か所),新アイテム/スキル/クエストの追加,グラフィックスの向上,所持アイテムの総量引き上げ,レベル上限が75に引き上げなどがあり,すべてを冒険しつくすには膨大な時間がかかるほどとなっている。どっぷりとリネージュIIにはまっている人は,非常に楽しみになるのではないだろうか。



上段は成長ペットのハッチリンで,下段は韓国での攻城戦の模様だ


■オープンβテストでの現状

 発表会の最後には,オープンβテストの現状のデータ各種が公開された。これは2004年2月9日に行われた"感謝の宴"と同様の内容で,人気クラスや転職済みの人数など。現在一次転職(レベル20で行える)を終わらせている人は約8%ほどで,二次転職(レベル40で行える)まで終わらせている人は,全体の約0.5%(総キャラクター数は約95万)しかいない。なお,この総キャラクター数はレベル6以上のみを計上したとのことだ。一次転職数は,思っていた以上に少ない。みな転職を済ませずに次のキャラクターを作って遊んでいるのだろうか。
 人気クラスは,一次転職クラスでは,エルヴンスカウト,アサシン,アルティザン,ウォーリアー,スカベンジャーの順で,二次転職クラスでは,シルバーレンジャー,アビスウォーカー,グラディエーター,プロフィット,ダークアベンジャーの順となっている。
 やはりソロが強く,脚が速いクラスが人気となっているようだが,今後で攻城戦などPvPの要素が入り込んでくると大きく変わってくるのかもしれない。
 ほかには,現在の最高レベルは63が2人,それに次いで61が2人,そして平均レベルは20.9(レベル6以上のみを計上)とのこと。血盟レベルの最高は4で,三つの血盟が達成しているとのことだ。レベル3は337,レベル2は109,レベル1は1053だった。血盟レベル4への条件(本家で導入されている特殊条件が日本でも実装されるかは,残念ながら不明だ)によってレベル3に留めている血盟が多い結果となったが,攻城戦に参加できる血盟が一つのサーバーあたり,40以上は存在するということになる。

 以上,発表会での情報をずらずらと紹介してきたが,正式サービス開始まではあと1か月半はあるので,武器/防具を揃えたり,攻城戦に向けてのレベルアップをしたりと,いまから準備しておくといいかも。(Seal)

Lineage II The Chaotic Chronicle is a trademark of NCsoft Corporation. NC Japan K.K. was granted by NCsoft Corporation the right and license to publish,distribute and transmit Lineage II The Chaotic Chronicle in Japan. Copyright(c) NCsoft Corporation. All rights reserved.



公開されたデータでは,キャラクター数に対しての転職者数の少なさが目立っていた。転職者数の増加が同社の今後の課題となるかもしれない

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