Unreal Tournament 2004 攻略
UT2004の武器の特徴

 今回は,武器の特徴や使い方をお伝えしていく。本作の武器は計16種類あり[画面1],本シリーズならではの独特な武器も多い[画面2]
 もちろんよくFPSに登場する一般的な武器も用意されているが,それらも本作ならではの味付けがなされていることが多く,本作ならではの注意点や使い方が存在する[画面3]

【画面1】 【画面2】 【画面3】

画面下部にズラリと並ぶのが,所持しているウェポンセレクション。基本装備+メインの武器だけでも計10種類

「Unrealらしさ」を表す武器はいくつかあるが,このFlack Cannonもその一つ。金色の放射状の線がそれだ

Sniper Rifleのズーム画面で狙撃した直後。煙がもの凄く,2発めは難しい状況に。外せば,確実に反撃が来る

 

 武器の特徴の覚え方はいろいろ考えられるが,いきなり実戦に突入し,体で覚えるのもいいだろう。また,まず試射してみたいという人もいるはず。そんなときは,Botが登場しない環境を作って試射すればいい。その場合は,ゲームモードは"Onslaught"(以下,ONS)を選ぶこと[画面4]。というのも,同モードのみに登場するレアな武器がいくつかあるのだ[画面5]
 さらに厳密にいえば,同モードでもマップによって出てくる武器が異なる。よって,複数のマップで試してみるといいだろう。なおBotの登場人数を0にする方法はこれまでにも何度か説明したとおり[画面6]。この状態で,思う存分武器をぶっ放そう。

【画面4】 【画面5】 【画面6】
Onslaughtは,"広大なマップ"と"ビークル",そしてリンクを順に攻める必要がある"戦略性の高さ"が特徴

砂漠の遺跡が舞台のマップ"Crossfire"は,レアな武器が多数登場する。画面はイオン砲が炸裂したところ

右上のBot Modeのプルダウンメニューから"Specify Number"を選択すれば,Number Of Botsを0に設定可能

 本作の16種類の武器は,その入手できる状況によって大きく3種類に分かれる。"初期装備"と,ほとんどの場所で入手可能な"メインの武器",そして特定のモードの一部のマップにしか出てこない"レアな武器"だ。ここではまず,基本装備を解説していこう。
 基本装備は,防御および接近戦用の"Shield Gun"と,近〜中距離用の"Assault Rifle"の2種類だ。

Shield Gun
 この武器は,正直いって使い勝手が悪い。常に構えていたら遠くの敵を攻撃できないし,100パーセント攻撃を防げるわけでもない。敵の攻撃は,Shield Gunを活用するよりも,ジャンプなども使ったランダムな動きで回避するほうがいいだろう。よって,無理して使う必要はなし。

Assault Rifle
 こちらは,銃弾を連続発射するマシンガン系。基本装備だからあまり使えないかというと,そんなことはない。射程も威力もそれなりにあるので,メインの武器が手に入るまでは立派な武器となる。サブ攻撃は,グレネード。こちらはかなり威力があるので,敵が固まっているところなどに撃ち込むといいだろう。
 なお,敵の落とした同武器を拾うことで,両手での使用も可能だ。

 

 続いて,メインの武器を紹介する。戦いに勝利するには,このメインの武器を最低でも3種類は熟知しておこう。大抵の武器に2通りの攻撃手段が用意されているので,必ず両方とも試してどちらが使いやすいかを確認しておくのも重要だ。

Bio-Rifle
 これは直接攻撃する場合は射程が短いのが難点だが,かなりの威力がある。接近戦では非常に有効な武器だ。サブ攻撃は,猛毒のトラップとして地面や壁などにバイオスラッジの塊を貼り付けられる。Capture the FlagやONS,Assaultなど拠点を防衛する必要のあるモードなら,使い方次第では非常に有効な武器だ。

Shock Rifle
 弾速の速いレーザー系の武器。スコープはないものの,狙撃用途にも使用可能だ。サブ攻撃は,弾速がやや遅いプラズマ弾を発射する。この武器のポイントは,メインとサブの両攻撃で連携を取れること。サブのプラズマ弾を発射したあと,それをメインのレーザーで撃つと,ちょっとした爆発が起きるのだ。ただし,ある程度距離がないとあとからのレーザーが追いつかないので,中〜遠距離用の攻撃であることを覚えておこう。

Link Gun
 メイン攻撃は通常のプラズマ弾を発射するもので,面白いのがサブ攻撃。どちらかというと,こちらがメインじゃないかというぐらい特徴的なのである。
 近距離射程のサブ攻撃は,ストリング状のエネルギーが伸び,敵に当たると生体エネルギーを奪うという設定なのか白骨化させてしまうのだ。そして同じくLink Gunを持っている味方に当たると,そっちの出力を増加させるという機能も持つ。その名の通り,"リンク"を張れるというわけ。
 Onslaughtでは,奪取したパワーノードやビークルの補修などもこのサブ攻撃で行う。使用頻度の多い武器なのだ。

Mini Gun
 いわゆるガトリングガンなどと呼ばれる,複数の銃身を束ねることで連射&長時間の使用を可能にしたマシンガン系の武器である。メイン攻撃は命中率は落ちるが発射速度が高く,サブ攻撃はその反対。敵の人数や距離を考えて使い分けよう。

Flack Cannon
 個人的に最も"Unrealらしさ"を感じる武器が,これだ。サブ攻撃が非常に面白く,敵や壁などに当たるとイオン化した金属片を炸裂させるグレネード系の攻撃方法である。
 メイン攻撃は【画面2】が分かりやすいと思うが,金属片をある程度の範囲に発射するというスタイル。命中精度に自信がない人向けだ。

Rocket Launcher
 どんなFPSでも見かけるお馴染みの武器。ただし本作のそれは,ほかのFPSの同武器と比べて次弾発射までの時間が短いので,実に使いやすい。まぁその分,弾速がゆっくりめの気がしないでもないが。
 サブ攻撃は,3発まとめて発射するので,戦車などの大きめのビークルに使える。

Lightning Gun
 メインの武器の最後は,レーザー系で狙撃用途に向いているLightning Gun。次発チャージにやや時間がかかるが,一発の威力は通常兵器としては最強の部類に入り,使い慣れて命中率が高くなってくると手放せない武器だ。ズーム機能もあるが,複数の倍率は搭載されていない。


 次は,主にOnslaughtなどチーム戦にのみ登場する,レアな武器を紹介する。中には一般的なFPSではメイン級の武器もあったりして,Unrealでは武器に関する常識が通用しないことを感じさせてくれる。

Sniper Rifle
 これはもう説明不要だろう。遠距離狙撃用の実弾系の武器である。
 ズーム機能は10倍だ。ポイントは,初代「Unreal Tournament」ではスパンスパン撃てたのが,今回は連射しにくくなっている点。【画面3】を見ると分かるように,一発撃つとスモークが凄く,移動しない限りかなり視認性が悪くなる。つまり,一発でしとめる腕前がより求められる形になったのだ。

AVRil
 Onslaughtにしか出てこない,対ビークル用の誘導式ミサイルランチャー。同モードにおいて単身で戦う場合は,これがないと話にならない。とくに高空から攻撃してくるRaptorが相手の場合は必需品である。
 地上の視界がなくなってしまうマイナス面もあるのだが,サブ攻撃は目標のビークルに対してズーム機能が働く。しかも自動的に追跡してくれるので,その状態で発射すればまず命中させられるという仕組みなのだ。

Mine Layer
 同じく対ビークルに,そして拠点防衛に有効なのがこれ。よくある地雷設置用の兵器なのだが,この地雷がただ者じゃない。AI搭載のうえ足が付いており(6本足にしたクモのようなスタイル),一定範囲内に入った敵をずっと追跡していくのだ。
 サブ攻撃がこれまた非常に面白い。レーザーマーカーで好きな場所をポイントできるのだが,その地点に向かってワサワサと走っていくのだ。多量の地雷を設置したあとにポイントすると,なにかムシが何匹も高速ではいずり回っているようで,面白いような気持ち悪いような感じである。地雷をあらかじめ拠点近くに設置しておいて,敵が接近してきたら「それ行け〜!」とばかりに接近させる蟲使い(?)的なスタイルもありかも。

Grenade Launcher
 これも,本作ではOnslaughtなど一部のゲームモードでしかお目にかかれない武器の一つだ。Assault Rifleのサブ攻撃もGrenade Launcherだが,こちらはより高性能。
 メイン攻撃は,普通に発射し,敵プレイヤーなどに直撃すれば爆発するという仕組み。サブ攻撃では,敵に直撃しなかったために爆発しなかったグレネードを爆破できる。バラまくだけバラまいておいて,敵が近づいたらカチッとやったり,あらかじめ敵の乗りそうなビークルに付着させておいて,乗ったらドカン! とできるわけ。ただし,味方を吹っ飛ばさないよう要注意。

Redeemer
 一発だけ小型核ミサイルを発射できる最強の携帯武器の一つ。ただ使いどころが難しく,適当にぶっ放せばいいというわけではない。敵が固まっている場面や,敵のパワーノードの耐久力を一気になくしたいときなどに使うようにするといいだろう。
 AVRilのサブ攻撃と同様に周囲が見えなくなるというデメリットはあるのだが,サブ攻撃では核ミサイルを誘導できる。うまく隠れて,ピンポイントで狙っていこう。

Ion Painter
 ここからは,レア中のレア,Onslaughtなどの一部のモードでもマップによっては出ないという武器を紹介する。まず【画面5】で紹介した,攻撃衛星のイオン砲を地上に照射させるという,かなり強力なIon Painter。これは,レーザーマーカーで任意の地点をポイントして,そこを攻撃衛星に攻撃させるというもの。
 サブ攻撃はズーム機能を使えるので,ピンポイントで重要な場所を狙うことも可能。Redeemer同様一発しか撃てないので,ムダ使いをしてはならないことも覚えておこう。

Target Painter
 Redeemer,Ion Painterと並んで攻撃力が高いのが,無人爆撃機Phoenixに空爆指示を出せるTarget Painterだ。これもIon Painterと同じで,レーザーでマークした地点に爆弾(ミサイルにも見える)が降ってくるというもの。
 攻撃衛星のイオン砲と違って,爆弾の降る範囲は直線上に長いので,自分はもちろんのこと,味方も巻き込まないよう注意しよう。

Translocator
 ラストは,武器ではないが,移動を補助するアイテム。プレイヤーをテレポートさせるTranslocatorである。すぐ目の前の場所なのに,間にジャンプで渡れない亀裂があるとか,遠くの階段を利用しないと登れないといったときに威力を発揮するのがこのアイテム。機器の一部を射出し,その位置まで一気にテレポートするのだ。
 いかに敵チームよりも早くボールを奪えるかを競うBoming Runのように,スピードを優先するときは非常に重宝する。マップによっては通常のジャンプでは到達できない高みにショートカット用のトンネルがあったりするので,Translocatorを使わない手はないのだ。

 

 以上,ちょっと長くなってしまったが,武器についてお伝えした。まずはひと通りメインとサブの両攻撃を試してみて,扱いやすい武器というものを見つけよう。
 各武器はそれぞれ個別の照準が設定されているのだが,同じ照準で統一したいというときは,メインメニューでSettingを選択し,Weaponsタブをクリック。右側のCrosshairsというペインのCrosshairを変更しよう。大きめの照準にするだけでも命中率が上がったりするので,視認性の良いものを選ぶといい

 最終回は,少々駆け足気味になるが,各モード,マップ,ビークルの特徴についてを解説する。乞うご期待!

 

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