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第1回は,購入を検討している段階の人のために,デモ版(ダウンロードは「こちら」)のプレイ手順やその魅力などをお伝えしよう。 このデモ版は,これだけでも十分楽しめるほど内容が充実している。シングルプレイ用には"Instant Action"というモードが用意されていて[画面1],このモードには6種類ものゲームタイプがあるのだ[画面2]。それぞれに1〜2種類のマップがあり,全7マップでプレイ可能。さらに,サーバーやマップが限定されるとはいえ,インターネットを利用したマルチプレイも可能だ[画面3]。 Instant Actionで敵になり味方になってくれる各Bot(CPUが操作するキャラクター)に関しては,スキル(難易度/強さ)を最弱クラスの"Novice"から神業クラスの"Godlike"まで8種類から選択可能。ステージごとのBotの人数も0から32人までの間で自由に選べるし,Botの能力値なども自分で設定できる[画面4]。とまぁ,本当に至れり尽くせりのデモ版なのだ。 これまで,FPSには興味が持てなかったという人も,デモ版はもちろん無料なので,ぜひともプレイしてみてほしい! ![]() メイン画面からInstant Actionを選択すると,Game Typeタブの画面になる。FPS初心者の場合は,まず個人戦の"DeathMatch"を選択しよう。これはプレイヤーキャラクター以外は全員敵で,最も敵を倒したものが勝ちという単純明快なルール[画面5]。これなら,動いているものを見たら片っ端から撃てばいいので,チーム戦のように敵か味方かなんて悩む必要はないのだ。 とはいったものの,勝利するにはやはりコツがいる。武器の種類と,マップ(デモ版で選択できるのは"Rankin")の構造を把握することがとても重要だ。まずはBotの人数を0にして[画面6],敵のいない状態でマップを巡ってみよう。Instant ActionのGame Rulesタブを選択し,Bot ModeをSpecify Numberにすれば,Number Of Botsを選択できるようになるので,それを0にすればよい。
舞台のRankinは,レンガや鉄板,材木,コンクリートなどでできた古い工場風の屋内マップ[画面8]。立体的で少し迷路的な要素もあるので,まずはどのような構造をしているのかを把握しよう。そして,どこにどの武器またはアイテム(体力とシールド回復用)があるかを記憶するのだ(アイテムのアドレナリンカプセルは無視してよし)。 武器は全部で9種類あるので,それぞれを試射して,その性能を確かめること[画面9]。破壊力だけはターゲットがないと分かりにくいとは思うが,弾速,次弾発射までの間隔,着弾地点の爆風の有無などはしっかりと把握しておこう。また,多くの武器には二通りの攻撃方法が用意されているので,その確認もお忘れなく[画面10]。初心者の場合は命中精度が高くないだろうから,Minigunやアサルトライフル[画面11]など,連射の利く武器を選ぶことをお勧めする。
一通りマップと武器の感覚をつかんだら,次はいよいよBotとの実戦だ。いったんメインメニューに戻り(Escキーでメニュー画面を出し,Forfeitボタンを選択[画面12]),再度Instant Actionを選ぼう。そしてGame Rulesで下方にあるView Advanced Optionsをチェック。スキルをNovice(Game RulesタブのBot Skillで選択)にし,Auto Adjust Bots Skillをチェックして(プレイヤーのレベルに合わせてスキルが変化する)Botを一人登場させ,1対1の勝負から始めるのだ[画面13]。 慣れてきたら,Botの人数を二人へ。自分が敵を狙っているときに,もう一人が自分をどこかから狙っているかもしれないという,DeathMatchならではの乱戦の雰囲気(基礎中の基礎ではあるが)を体験してみるのだ[画面14]。これにも慣れたら徐々に人数を増やし,撃って撃たれての乱戦の楽しさを満喫しよう。
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これは,敵チームのBotを味方のBotと共に倒していくという内容。装甲服の配色(赤か青)で敵か味方かが分かるので(自分の色は画面下部のウェポンバーで分かる),敵対チームのカラーのBotがいたら遠慮なく撃とう。掩護してもらえる頼もしさと,味方を誤射してしまう/されてしまう緊張感(デフォルトでは誤射では被害が出ない設定になっている)を実感できるはずだ。 そのほかは,ミッション内容に沿って攻撃側と防御側に分かれて2チームが戦うAssault[画面16],戦闘機や戦車など各種ビークルを利用できる広大なマップが特徴のOnslaught(ONS)[画面17],お互いの本陣に立てられた旗を奪い合うCapture the Flag(CTF)[画面18],コンバット・ラグビーとでもいうべき,ボールを奪い合ってゴールを目指すBoming Run(BR)[画面19]の4種類がある。
もちろん,「ビークルに乗りたいから最初からONS」というのもありだ。なおONSの場合,飛行機型のビークルは,しゃがむ動作のキーで降下,ジャンプで上昇ということを覚えておこう[画面20]。 ![]() デモ版では,インターネットを介したマルチプレイ対戦も可能である。 マルチプレイを行う場合には,あらかじめいくつか設定しておく必要がある。メイン画面からSettingモードに移行し,そこのPlayerタブ[画面21]でプレイヤー名と,Gameタブ[画面22]のNetwork設定のConnection(インターネットの接続方式の種類)を設定。そのあと,メイン画面に戻ってJoin Gameを選択し,Internetタブを選べば自動的に接続可能なサーバーがリストアップされる。そこで,Ping値の最も低いサーバーを選べば,比較的快適にプレイできる(可能性が高い)というわけだ。 "Map"はそのサーバーで選択されているマップを示し,"Players"は現在参加中の人数/最大参加人数を示す。マップの広さにもよるが,10人を超えるとかなり乱戦度が高くなってくるので[画面23],最初はできる限り現在の参加人数がひと桁のところにしよう(ゲームへの参加は,サーバーを選択したあと,画面下方のJOINボタンで実施)。 なお,マルチプレイで戦う相手は当然ほかのプレイヤーであり,どのプレイヤーもかなり手強いので,デビューはそれ相応の覚悟をして望もう。 以上,ザッとではあるが,デモ版の魅力と遊び方,そして簡単なコツをお伝えした。次回からは製品版をベースに,武器,マップ,ゲームモードなどの紹介/解説を行っていく。マルチプレイでの腕前が上がるような記事も載せていくつもりなので,ぜひ楽しみにしてほしい。 「Unreal Tournament 2004」の当サイト内の記事一覧は,「こちら」
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