4G:
正邪の大陸のアップデート内容の中でも,とくに気になるのが"ハウス・デザイン・ツール"なんです。自由自在に家をデザインできるというのは,非常に魅力的なことですね。ところでこのシステムを見ると,非常に「シムピープル」での建築作業に似ていると感じるのですが,参考にとかしたのですか?
チルトン:
ええ,かなり参考にしました。いやむしろ,基本は同じといっていいでしょう。改善した部分もあるのですが,先にハウス・デザイン・ツールの説明をしましょうか。
家を建てる場合,まずは土地が必要ですね。まずプレイヤーは,自分の予算に応じた土地を購入する必要があります。購入した土地には家の基礎が作られるので,ほかのプレイヤーがすでに購入済み土地はひと目で分かりますよ。
この基礎の上に家を建てていくのですが,基礎をはみ出ない限り,家の広さは自由です。また高さは少なくとも3階まで,基礎が十分に広ければ4階まで建築できます。
あと実はこの基礎の上には,家だけでなく庭園なんかも作成可能ですよ。バッグボール(編注:UO内で遊べるサッカーのようなゲーム)のコートだって作れますし。1000種類以上のパーツを用意しているので,とにかく個性豊かな建物が作れますよ。
4G:
ガラス細工はできるのにガラスの窓はないんですね。
カストロ:
それは時代設定から,入れてないんです。うぅ……ただ,要望が多ければ考えます(笑)。
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家が完成したところ。もちろん,お金さえあればこのあといくらでも改築できる |
4G:
日本人には"大理石"などが人気になりそうですが,やはりそういったものは高いのでしょうか?
チルトン:
いえ,材質による金額の違いはありません。これもシムピープルと違うところの一つですね。土地代とは別に必要な金額は,純粋にパーツの量です。外見は豪華な建物でも,中がほぼ空洞ならば,比較的安く作れるわけです。
4G:
見た目だけ豪邸っていうのはある意味いいですね(笑)。ほかに特徴というと?
チルトン:
一番大きいのは,デザイン中は(土地代を除いて)お金が必要ないということですね。デザインが終了した時点で,初めてお金を払って家が建築されるんです。
4G:
それでは,現時点でお金が足りなくても,デザインだけはできるということでしょうか?
カストロ:
そうです。家をデザインしたあと,建築費用に足りない分を稼ぎに行くことができるわけです。
4G:
家のデザイン中にログアウトするとどうなるんでしょうか?
チルトン:
ちゃんとデザイン中のものが保存されているのでご安心ください。それから,デザイン中の家はほかのプレイヤーからは見えないというのも,シムピープルとの違いですね。基礎だけは見えている状態から,ある日突然,豪邸が建っていたりするわけです(笑)。またハウス・デザイン・ツールは既存の家の改築もできますから,同様にある日突然見慣れた建物が変容していることもあるでしょうね。
4G:
なるほど。1週間ぶりにログインしたら,「ここはどこだ?」ってことになるかもしれませんね(笑)。
チルトン:
そういえばシムピープルといえば,実はこちらのスタッフがあちらに移ったり,その逆もあったり,スタッフ同士の交流があるんですよ。こんな調子でこの先もお互い刺激し合っていけたらいいですね。
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家のデザイン方法は「シムピープル」そっくり。シムピープルを知らない人も,直感的に分かるインタフェースだからご安心を。お絵かきソフトに近いともいえるだろう |
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