1.巨大からくり人形
 次に機関車が停まったのは,かつての工業都市,コムコルツグラッド。緑に囲まれたバロクシュタットとはうって変わって,砂塵の舞う,荒涼とした土地である。
 プラットフォームに出て機関車の前方にある操縦室付近まで進むと,オスカーが話しかけてくる。イヤな予感は的中,ここでもゼンマイを巻く必要があるようだ。そしてオスカーは,相変わらず外に出たがらない。またもやケイト一人で,ゼンマイを巻く方法を見つけなければならない。

 ところで,この駅には非常に気になる物体がある。ムービーシーンでもチラッと見えた,巨大な人型の建築物(?)だ。こんな"奇怪な機械"を作るのは,ハンスくらいなもの。これも,まず間違いなくハンスの手によるからくり人形だろう。これは,怪しい。
 そんなわけで機関車前方に進むと,はしごが見える。このはしごから巨大からくり人形の内部に入れるのだ。
 その見てくれとは裏腹に,内部には割と生活感がある。ここにある三つアイテムを取ったら,画面右側にズームしよう。ここでは,この巨大からくり人形を操縦できる。
 操縦方法だが,……まぁここまで進んだ読者には説明するまでもないだろう。それっぽいアイテムを使えばいいわけだ。●○●を○に●すと,このからくり人形が前進し,機関車へ近づく。さらに○に●すと,機関車の上へ。そして○×○を押すと……。
 なんと,この駅に到着してわずか15分ほどで,ゼンマイを巻くことに成功してしまう。

 巨大からくり人形が機関車の上にあるままでは,降りられない。そこで一段階引いて降りようとすると……ちょうど向こう側に渡れそうだ。せっかくだから渡って調べてみると……残念,奥に進むには何かアイテムが足りない模様。ここにはまた来るとして,巨大からくり人形に戻る。もう一段階引いて,降りよう。ちなみに,巨大からくり人形が移動するシーンは右クリックで省略できる。
 降りると,ケイトは怪しい人影を見かける。

 

2.「手」泥棒
 怪しい人影が消えたほうへ進むと,すぐに鍵のかかったドアに行く手を阻まれてしまう。まぁ,すでに機関車のゼンマイは巻いたわけだし,こんなところからはサッサと旅立ってしまおう……なんて,話がうまく進むわけはない。機関車に戻ると,オスカーの姿が見えない。
 オスカーは,機関車の奥にいる……というか縛られている。とりあえず,猿ぐつわを外して話を聞こう。どうやら先ほどの怪しい人物に,オスカーの「手」を盗まれてしまった模様。このままでは機関車は出発できない。なんとか泥棒を捕まえ,手を取り戻すのだ。
 しかしまぁ,慌てても仕方がない。とりあえず近くに落ちているペンチを拾っておこう。また,先ほど手に入れたボイスシリンダーの内容も見ておくといい。
 さて,ペンチを使えそうな場所に,心当たりはないだろうか?

そう,だ。ここでは,一つのアイテムを入手できる

 その後機関車の後方へ進み,とあるレバーを引くと,エレベータが現れる。それに乗り地下の炭坑へ降りると,ダンから電話が。地下だから電波状況が悪く,うまく会話ができないというのもあるが,ケイトはダンのあしらい方がうまくなってきた気がする。
 それにしても,暗い。暗すぎる。そこで付近をよく調べ,ついでに先ほど入手したばかりのアイテムを使って,明かりをともそう

 奥のエレベータから炭坑を抜け,画面右に進むと,巨大なパイプオルガンとからくり人形を見つける。ただ,このからくり人形はウンともスンともいわない。とりあえず近くのドライバだけ拝借して,エレベータ付近まで戻ろう
 エレベータの近くの見るからに頑丈そうな鉄のドアは,そのすぐ左のレバーを操作することで開く。一度向こう側に出てみれば分かるが,このドアは,先ほど怪しい人影が消えたドアだ。つまり,このあたりに泥棒がいるはずである。
 レバーのあった左下方向へ進もう。行き止まりに出るが,近くにはしごがあるので,これを上ろう。鉄板が邪魔で上れない? 鉄板を外せばいい。そのためのアイテムは,すでに持っているはずだ。
 はしごを上り,すぐ左の小屋に入ると,先ほどの怪しい人物を発見する

 

3.コムコルツグラッドの最高権力者
 しかし,ケイトは強くなった。この怪しい人物に対して,物怖じせずに挑んでいく。
 彼は,この寂れた工業都市コムコルツグラッドの最高権力者,セルゲイ・ボロディンと名乗る。会話を進めれば分かるが,彼はなんというか,ちょっぴり,頭がおかしいようだ。「手」は借りただけで,このコムコルツグラッドであこがれの歌手ヘレナ・ロマンスキーの歌声をもう一度聞ければ返してくれるというのだが,そのヘレナの居場所すら知らない(!)らしい。
 この分じゃ,いくら待っても出発できそうにない。なにがなんでも,そのヘレナを連れてこなければならない。セルゲイによれば,彼女は世界的な歌手だからすぐに見つかるだろうとのこと。とはいえ,なんの手がかりもなければ探しようがない。とりあえず,セルゲイがヘレナの記念品を集めた部屋を調べよう

 部屋では,ヘレナに関する記事を集めたアルバムと,セルゲイがヘレナ宛に出し,宛先不明で戻ってきたと思われる手紙を見つける。手紙を見ると……なんと112回めの手紙だと書いてある。……やはり危険な人物のようだ。
 さて。このアルバムと手紙のどちらかに,非常に重要なヒントが隠されていることに気づいただろうか? 分からなかった人は,もう一度じっくり読み直してみよう。

それでも分からなければ,

 さて,ヘレナの居場所は分かった。アラルバッドだ。セルゲイに伝え,アラルバッドに行く方法を尋ねると,宇宙基地にいる哀れな軍人が知っているだろうとのこと。小屋の前にあるモノレールに乗って,基地へ向かおう。

 

4.宇宙基地
 モノレールを降りてすぐに,オリビアから電話がある。彼女もケイトが精神的に強くなっていることに気づいたようだ。
 しばらく道なりに進むと,右の写真のところへ出る。ここで左上に行くと,ソユーズに会える。ソユーズとは? まぁあとで分かるので,今は気にしないで右に行こう。

 右に行くと円柱を横にした形の未来的な建物があり,入ってみると……滅茶苦茶汚い部屋に,一人の酔っぱらいがいる。この酔っぱらいには,何を話しても無駄である。そこで落ちているビンを手に取ると,彼はお酒を探してふらふらと外に出て行き……どっちゃーん。柵の下に落ちる。まぁせっかくなので,このチャンスに部屋の中を物色しておこう。
 さて,取れるものを取ったら,なんとか酔っぱらいの目を覚まさせる方法を考える。しかし彼の近くに行っても,何もできない。ただなにやらハンドルがあるので,回しておこう。そして彼の部屋(?)の前へ戻り,近くの操縦台のようなものにズームして先ほど手に入れた鍵を差すと,酔っぱらいの落ちたクレーンを動かせる。先ほどのハンドルを回していれば,彼に水をかけることもできるはずだ。

 酔いが醒めた彼にいろいろと話を聞いておこう。彼はボリス・チャロフという軍人で,ハンスに関わる思い出を聞かせてくれる。
 ボリスの話では,アラルバッドには飛行船で行けるらしい。ここから右に行くと宇宙船の発射台があり,さらに右に行くと,飛行船を見つける。ただ,鍵がかかっていて中に入れない。そこでボリスのところへ戻って鍵をもらい,もう一度飛行船のところへ行くと……まぁ中には入れるのだが,飛行船は動かない。まだ何か足りないわけだ。
 ボリスは宇宙船の発射台から左へ行ったところに移っているので,また彼を捕まえて話を聞こう。すると彼は,取り引きを持ちかけてくる。彼を宇宙に送り出すことに成功すれば,飛行船の動かし方を教えてくれるとのこと。またもや無理難題を押しつけられたケイトだが,あっさりと引き受けてしまう。今回の旅で,かなり自信がついたのだろう。
 ともあれ,後ろに見える建物に入ろう。ここのコンソールも,ここまで辿り着いた人なら,いじっているうちに操作方法が分かるだろう。ここで「テスト用採血器具」を手に入れたら,外に出る
 外にボリスがいなければ,コンソールのところへ戻り,乗り物を下ろしてこよう。ボリスに採血器具を使って血をもらい,それをコンソールにセットして,操作。血液を分析すると……「アルコール値が高い」。しかし,もはやそんなことでへこたれるケイトではない。採血器具に触れて自分の血液を採取し,再検査。
 あとはコンソールのボタンを左から順に押していけば,宇宙船の発射準備は整う。ボリスを送り出したら,彼が投げた「クランクのハンドル」を拾っておこう(発射台のあたりで拾える)

 このあと先述したソユーズのところへ向かい,クランクのハンドルを使えばムービーシーンに。さぁこれで,飛行船の出発準備も整ったわけだ。アラルバッドへ向けて飛び立とう!

次回へ続く

 

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