ジャンクメタル 攻略 第1回 キャラクターメイキングについて

現実の自分に似せようとしたのだが……,ちょっと違うかな。もっともJUNKMETALでは,ほとんどの時間をガレージやフィールド(ジャンクメタル搭乗状態)で過ごすことになるので,気にしないことにする
 JUNKMETALでは,プレイヤーは「ジャンクメタル」(通称ジャンク)のパイロットとなり,ほぼ未開拓の惑星・アルター8を開拓することとなる。開拓といっても,建設作業や農林業に関わるわけではない。優れた拡張性と,それに伴う柔軟な環境適応能力を秘める戦闘用ロボット・ジャンクを操り,惑星開発の邪魔となるグールを駆除するのが,プレイヤーの開拓者としての役割なのだ。
 しかし,ジャンクやグールは関連企業にとっては金儲けの格好のネタ。アルター8にはPOF,無限大公社の2大企業が存在するのだが,そのいずれかに所属したプレイヤーは,ライバル企業所属のジャンクとも戦うことになる(いずれにも属さないフリーの道を進むことも可能だが)。
 対グールだけではなく,いずれは対ジャンク(つまりほかのプレイヤー)との戦闘をも視野に入れて,操縦の腕を磨きつつジャンクをカスタマイズしていくのである。

 なんて硬派な,なんて血湧き肉躍るMMORPGなのだろう……,と早くも興奮気味の筆者だが,FPSは多少遊んでいるものの,MMORPGに関してはさほど明るくはない。今回から始まる「開拓者育成マニュアル〜初級編〜」は,そんな筆者の体験記でもあるわけだから,「JUNKMETAL」を始めてみようかな,と考えている人や,独特の雰囲気に慣れていない初心者にとっては,何かしらの役に立つだろうと考えている。そんなわけで,まずはキャラクターメイキングに関することから紹介していくとしよう。

 「JUNKMETAL」の世界,惑星・アルター8に最初の一歩を踏み出すためには,プレイヤーの分身となるキャラクターを作成し,愛機となるジャンクメタルを選択しなければならない。まずはタイトル画面で「CREATE CHARACTER」を選択し,キャラクターメイキング画面に移る。

 キャラメイクの第一歩は,ジャンクメタルのパイロット(=プレイヤーキャラクター)の作成だ。設定項目は,CHARACTER(キャラの性別やタイプ)6種,COSTUME(衣装のデザイン)3種,FACE(顔のタイプ)4種,SKIN(肌の色)4種,HAIR(髪型)3種,HEADGEAR(かぶり物)4種,SIZE(身長)3種,そして細かな調整が可能なCOLOR(各種パーツのカラーリング)
 本作には,いわゆる種族や職業,能力値などの概念は存在しないようだ。まぁ,種族はどう見ても人間だし,職業はジャンク乗り(開拓者)だし,アクション性の高いゲームだから能力値=プレイヤーの知識/技術となるわけだから,当然といえば当然か。従来のMMORPGとはかなり異なるキャラメイクだけれど,それだけJUNKMETALが斬新なMMOゲームだということですな。
 と,自分なりに納得したところで,キャラメイク開始。CHARACTERの項目をチェックしてみると,どれもこれもゲームの世界観にマッチした渋めのモデル。筆者はキャラメイクをするとき,なるべく現実の自分の姿を意識し,ゲームに反映させようとするタイプのゲーマーなので,しばらく試行錯誤。……その結果,「ヒゲ」「胸板」「長身」を軸に,辛うじて「自分に近いかな」と思えなくもないキャラを作成(筋肉,渋さはかなり増量だが)。未来を予感させるHEADGEARで,SF度も高めておいた。「『リネージュII』をプレイするならドワーフ娘で決まりかな」などと密かに考えている軟派な筆者でも,これで硬派の仲間入りを果たせるはずだ。
 COLORに関しても一応時間をかけたのだが,途中で収拾がつかなくなってしまい断念。デフォルト色で我慢した。そして最後にNAMEを入力し,キャラクターメイクの完了だ。


CHARACTERのモデルは,パイロットタイプ,シリアスタイプ,ワイルドタイプの3種があり,それぞれ男女パターンが用意されている。まずはここでお気に入りのモデルを選択し,FACEやCOLORなどを徐々に調整していくといい


COSTUMEは3種類用意されている。カラーリングやデザインが変化するだけで,キャラクターの雰囲気もガラッと変わることが分かるだろう


各キャラ4種類ずつ用意されているFACE項目。キャラによって変化の度合いが異なるが,顔つきを微妙に変えることができる


各項目を組み合わせることで,このようなキャラクターを作ることも。SIZEやHEADGEARを利用したり,COLORを調整したりすれば,プレイヤー自身に似たキャラクターを作成することも可能だろう

多脚タイプとはまた違った可愛さの2脚タイプ。機動力は並だが,初期武装の威力と射程距離はなかなか頼もしい。ある程度お金が貯まった時点で機動力を強化すれば,欠点らしい欠点はなくなるはずだ
 パイロットの作成が完了したら,お次は愛機となるジャンクメタルの選択だ。ジャンクメタルのタイプは,機動性能の差によって2脚タイプ,逆関節タイプ,多脚タイプ,ホバータイプ,タンクタイプの5種類に分けられる。新米パイロットは,このうち2脚タイプ,逆関節タイプ,多脚タイプの中から任意の一つを選択し,愛機とできる。
 「こちら」にその3タイプのデータを掲載した。このデータをチェックすると,逆関節タイプは"前進速度"が64と機動力が高く,多脚タイプは"防御"の数値が全体的に高い。そして2脚タイプはバランス型,という感じだった。ルックス的には多脚タイプが好みだが,機動力の低さはプレイ時のストレスの種になりそうだし,初期装備では兵器がしょぼい(逆間接タイプと同じ)。そう考えると逆関節タイプのほうが良さそうだが,いかんせんルックスが好みではない。……というわけで,性能バランスの良さそうな2脚タイプを自機として選択した。

 総合的に考えると,さほど戦闘が激しくなく,戦闘でジャンクが大破してもペナルティが軽い序盤(LV3になるかジャンクメタル3機を撃破すると,無料修理/無料補給サービスが受けられなくなる)は,移動速度の速い逆関節タイプが有利だろう。遠距離からグールを倒したときにも素早く戦利品を回収できるし,いわゆるお使いミッションをこなす場合にもラクチンだろうし。
 だがパイロットとは違い,ジャンクメタルはゲーム中,いくらでもカスタムできる。むしろジャンクメタルのカスタムこそが,JUNKMETALの大きな魅力の一つなのだから,多少の不利を覚悟できるなら,好きな機体を選ぶのが正しいのだろう。と,自分の選択を正当化してみたり。
 というわけで,自機として2脚タイプを選択。COLORを自分好みに設定し,JUNKNAMEを考えて,自機作成の完了だ。偉そうなことを言っておきながら,一目惚れした多脚タイプをスルーしたことに今気がついたが,そこはそれ。多脚タイプへの懺悔を胸に,アルター8に降り立つとしよう。

2脚タイプ,逆関節タイプ,多脚タイプは,外見と同様スペックも大きく異なる。とりあえず効率良くゲームを進めたい初心者は,逆関節タイプを選ぶのが無難。一度遊んでみれば実感できるが,序盤での機動力の高さはかけがえのない宝だ

 パイロット作成,ジャンクメタル選択が済んだら,いよいよアルター8に降下。
 現在ジャンク乗りの拠点となる街は,プロメキアIII,プロメキアII,シンヤマト,ウェスタンオアシスの四つ。どの街を拠点とするかは,街の雰囲気や,街ごとのプレイ人数を参考にするのが基本。ただし所属したい企業がすでに決まっているなら,その企業の勢力が大きい街(POFならプロメキアIII,無限大公社ならシンヤマトなど)を選ぶのが無難だ。例えばPOFが優位な街で無限大公社に所属すると,周囲はほとんど敵だらけ。フィールドに出た瞬間POF所属ジャンクに攻撃され,グールハントやお使いミッションもままならない状況に陥る危険があるからだ(詳しくは次回以降に説明する)。
 筆者はシンヤマトの退廃的な設定と,無限大公社の自作PCショップ的な雰囲気(?)が気に入ったので,即シンヤマトへの降下を決めた。
 さて,シンヤマトに到着したらいよいよゲームスタートだ。まだ,何をどのようにやればいいのかほとんど分からない状態だが,この不安と疑問を忘れずに,ビギナーに役立つ生きた情報を次回以降お伝えするとしよう。

どこの街を拠点にするのも自由だが,プロメキアIIIで無限大公社に所属,あるいはウェスタンオアシスでPOFに所属するのはオススメできない。敵企業所属ジャンクの攻撃が激しく,ミッションやグール狩りが難しくなるぞ シンヤマトへ到着した瞬間。筆者は無限大公社に所属するつもりなので,まずは無限のビルを探すことに


→今回の記事中にある2脚タイプ,逆関節タイプ,多脚タイプの初期装備データは,「こちら」

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