広告企画 : 東芝製ノートPC「dynabook Satellite TXW グラフィック強化モデル」

Text by 三重邦光

 Microsoftから新世代OS「Microsoft® Windows Vista™」がリリースされた。このOSは,かなり高いPCハードウェアのスペックを要求するため,その分だけコストがかかるとして,買い換えに二の足を踏んでいる人も多いのではないだろうか。
 そんななか,東芝は春モデルで,「Microsoft® Windows Vista™ Home Premium」を搭載し,18万円台から購入できるというコストパフォーマンスがウリのノートPC,「dynabook Satellite TXW グラフィック強化モデル」(以下TXW)をリリースした。もちろん,ただMicrosoft® Windows Vista™が動作するだけでなく,3Dゲームもストレスなくプレイできる仕様に仕上がっている。

デュアルコアCPUと高速GPU,メインメモリ1GBで万全のスペック

 TXWは,東芝の直販サイト「東芝ダイレクトPC by Shop1048」でのみ購入可能な,Webオリジナルのモデルだ。2006年12月に4Gamerで紹介した「dynabook Satellite AW6 グラフィック強化モデル」(以下AW6)の後継機に当たり,CPUにはパフォーマンスの高さと消費電力の低さで定評のある,「インテル® Core™ 2 Duoプロセッサー」を搭載。GPU(グラフィックスチップ)には,人気の高い「NVIDIA® GeForce® 7600」をベースに,ノートPC向けのチューニングが行われた「NVIDIA® GeForce® Go 7600」を採用する。

斜めからでも視認しやすいClear SuperView液晶を搭載。ワイドスクリーンなので,(標準では右端に表示される)「Windowsサイドバー」も邪魔にならず利用できる

 AW6から大きく進化したのは,メインメモリの容量である。AW6では512MBモデルが用意されていたのに対し,TXWではMicrosoft® Windows Vista™時代に対応すべく,標準で1GBとなっている。メインメモリは,Microsoft® Windows Vista™の動作はもちろん,ゲームのパフォーマンスにも大きく影響するため,大容量化が進んだのは歓迎したいポイントだ。
 液晶ディスプレイが15.4型,1280×800ドット表示なのはAW6からそのままに,全モデルで光沢(グレア)パネル「Clear SuperView」採用となった。使ってみると分かるのだが,Clear SuperViewパネルは,アクションゲームをプレイしたときに残像が気にならないほどの質の高さと,高コントラストのくっきりした画面を得られるため,統一して採用となったのは嬉しい。

ゆったりしたレイアウトで打ちやすいキーボードも健在だ。スピーカーは,ノートPCのそれとは思えない高音質の「harman/kardon®」製品を,ヒンジの近くに内蔵する

 また,より現実的な方向でブラッシュアップが進んでいるのもTXWの特徴だ。もはやほとんど使われることのない内蔵モデムや,未だ対応製品がほとんどなく,用途が不透明なExpressCardスロットを省くことですっきりさせ,全体として洗練された印象にもなっている。

キーボードの手前側にヘッドフォン出力&マイク入力とボリュームダイアル,そしてSDメモリー/xD-ピクチャー/マルチメディアカードやメモリースティック(同Pro含む)に対応したカードリーダーを搭載する,便利な仕様なのはAW6譲り。このほかのインタフェースは,本体右サイドにUSB 2.0×2と,DVDスーパーマルチドライブ,背面にUSB 2.0×2と100BASE-TX LAN,左サイドはアナログRGB(D-Sub)とPCカードスロット(PCMCIA TypeII×1)と,全体にすっきりした

 Microsoft® Windows Vista™を搭載することで,複数のゲームタイトルを管理しやすくなったのも,TXWの特徴だ。Microsoft® Windows Vista™では,「ゲームエクスプローラー」という専用の管理ウインドウが用意され,ゲームをインストールすると,スタートメニューから「ゲーム」を選ぶだけで一覧表示されるようになる。
 ゲームエクスプローラーには,現時点でもかなりの数の既存タイトルが対応しているが,Microsoft® Windows Vista™の普及につれ,今後はさらにその数が増えていく予定だ。複数のゲームを並行してプレイしている人にとって,Microsoft® Windows Vista™は,使い勝手のいいOSといえるだろう。

 

Microsoft® Microsoft® Windows Vista™™と3Dゲーム そのどちらでも高い性能を発揮するTXW

TXWの名の冠した4モデルで,外観は共通している

 さて,そうはいってもスペックはあくまでスペックである。実際にTXWがどの程度の性能を持つのか気になる人は多いと思われるので,実際に検証してみたい。

 TXWのラインナップは表1のとおり4モデルからなるが,今回はそのなかから,「インテル® Core™ 2 DuoプロセッサーT5500」(動作クロック1.66GHz,L2キャッシュ容量2MB)を搭載し,最も安価なモデル(型番:PATW69ALN10W,グラフ中では「メモリ1GBモデル」と表記)と,同製品をベースに,メインメモリ容量を2GBに倍増させたモデル(型番:PATW69ALN30W,グラフ中では「メモリ2GBモデル」と表記)を用意している。

表1

 比較対象には,「ハイパースレッディング・テクノロジー対応 インテル® Pentium®4 プロセッサー 3.20GHz」と,AGP接続のGPU「NVIDIA® GeForce® 6600 GT」を搭載し,旧世代のスタンダードなゲーム用デスクトップPCといえる構成を用意した(表2)。
 冒頭で触れたように,Microsoft® Windows Vista™を動作させるには高いスペックのPCが必要だが,Microsoft® Windows Vista™を導入して,さまざまなアプリケーションを利用したり,ゲームをプレイしたりするに当たって,“いま手元にあるデスクトップPC”と,TXWのどちらがより向いているのかを,広範に検証しようというわけだ。
 なお,4GamerではMicrosoft® Windows Vista™上でのテスト方法についてレギュレーションをまだ公開していないが,レギュレーション3.0で採用しているタイトルはすべてMicrosoft® Windows Vista™上で問題なく動作したので,これらのなかからいくつかをピックアップし,Microsoft® Windows Vista™ならではのテストなどと併せて,多角的にチェックしていきたいと思う。

表2
TXWでエクスペリエンス インデックスを実行した結果。同ソフトは,5項目の最低点が総合スコアとなるので,プライマリ ハードディスクの「4.2」が大きく表示されている

 まず,Microsoft® Windows Vista™標準のパフォーマンス評価機能,「エクスペリエンス インデックス」の結果をグラフ1に示した。テスト項目は「プロセッサ」(=CPU),「メモリ(RAM)」(=メインメモリ),「グラフィックス」(=Aeroにおける性能),「ゲーム用グラフィックス」,「プライマリハードディスク」の5項目。各項目とも,3.0以上で合格,4.0以上だとかなり快適に動作させられるレベルにあることを示している。
 以上を踏まえてグラフを見てみると,TXWは,デスクトップPCと比べて全体のバランスが非常によく,「あらゆる用途にPCを使う」ことを考えたとき,ポテンシャルに優れているのがよく分かる。また,ゲームにおいてとくに重要なCPUとメインメモリ,ゲームにおけるグラフィックス性能の3項目で,旧世代のデスクトップPCを大きく引き離している点もポイントだ。

グラフ1

 続いてグラフ2は「3DMark06 Build 1.1.0」(以下3DMark06)の1280×800ドットの結果である。3DMark06は,3Dゲームにおいてどの程度のパフォーマンスを期待できそうか判断する材料となるが,TXWは旧世代のデスクトップPCに,圧倒的な差を見せつけている。

グラフ2

 続いて,4Gamer読者のなかでもプレイ人口の多いMMORPGから,3Dグラフィックスを採用した「Lineage II」の平均フレームレートをグラフ3にまとめたが,MMORPGにおいても,TXWのパフォーマンスはデスクトップPCよりも良好。MMORPGのなかでは,かなりグラフィックス負荷の高いレベルにあるLineage IIで,1024×768ドット時に20fps前後の平均フレームレートを出している以上,ほとんどのオンラインRPGは問題なくプレイできるはずだ。
 また,細かい点だが,メインメモリ1GBモデルに対して,メインメモリ2GBモデルでは1fps程度高いスコアが出ている点にも注目したい。これはもちろん,メモリ容量が増えたことによるアドバンテージである。

グラフ3

 MMORPG以外のゲームに関しても見てみることにしよう。グラフ4は,FPS(一人称3Dシューティング)の「Quake 4」(Version 1.2),グラフ5はRTS(リアルタイムストラテジー)の「Company of Heroes」(Version 1.4)におけるスコアをそれぞれまとめたものだ。いずれもデスクトップPCに大差を付けており,TXWの性能がはっきりと分かる。
 レギュレーション3.0の解説記事に,Company of Heroesは「30fps以下だと画面のカクつきが気になる」といった文言があるので,心配に思う人はいるかもしれない。しかし,Company of Heroesのテスト設定は,非常に負荷が高いものになっているので,少しばかり描画設定を下げれば,まったく問題なく動作する。むしろここは,最新世代の3DゲームもプレイできるTXWの底力を評価したい。

グラフ4
グラフ5

 ゲーム以外,“普段使い”における性能をチェックすべく,システム全体のパフォーマンスを計測するベンチマークソフト「PCMark05 Build 1.2.0」(以下PCMark05)を実行した結果をまとめたのがグラフ6となる。PCMark05では,オフィスアプリケーションや画像処理,ファイルの圧縮/解凍やエンコードなどにおける性能がテストされるが,ここでもTXWはデスクトップPCに完勝である。ゲーム以外の,一般的なPC用途でも,TXWは高い性能を発揮していることが分かるだろう。

グラフ6

 最後に,システム全体の消費電力を,ワットチェッカーという機材を用いてシステム全体の消費電力を測定した。テストに際しては,OSの起動完了から10分間放置した状態を「アイドル時」,MP3エンコードソフトをベースとしたベンチマークソフト「午後べんち」,そして前出の3DMark06を同時実行してCPUとGPUの両方に負荷を10分間かけ続け,最も消費電力の高かった時点を「アイドル時」と設定。それぞれの時点における消費電力をスコアとしてグラフ7にまとめた。
 TXWのテスト結果は,バッテリーを取り外してACアダプタ駆動にし,デスクトップPCとなるべく条件を揃えたときのもの。デスクトップPCでは考えられないほどの低消費電力で駆動できるのも,TXWのメリットだ。

グラフ7

高いコストパフォーマンスが最大の魅力 予算に余裕があればさらに“上”も狙える

 以上のベンチマークを見ても分かるとおり,TXWのポテンシャルはかなり高い。これは,まだまだ十分に現役といって差し支えない,比較対象のデスクトップPCと比べれば明らかである。

たためば簡単に持ち運べるのもノートPCであるTXWの魅力。内蔵の無線LAN機能を有効活用すれば,家の中どこででもゲームを楽しめる

 新世代OSをいち早く搭載し,さらに一般的なアプリケーションや最新の3Dゲームを難なくこなせるスペックを持ちながら,価格は18万円台からとなっているTXW。価格に関して続けると,東芝ダイレクトPC by Shop1048では,全モデル送料無料のほか,(割引クーポンなど)期間限定の各種キャンペーンが頻繁に開催されるなど,先に示した直販価格以上にお買い得感があり,コストパフォーマンスは良好である。Microsoft® Windows Vista™のAeroデスクトップとゲームパフォーマンス,そして価格のバランスに優れたTXWは,あらゆる用途に利用できる“Vista時代の新スタンダード”として価値のあるノートPCだ。

 なお,上の表1で示したように,TXWにはより高速な「インテル® Core™ 2 DuoプロセッサーT7200」を搭載したモデルも用意されている。もう一段上の性能を手に入れたい場合は,こちらがお勧めだ。また,AW6も併売されているので,まだMicrosoft® Windows® XPでがんばりたいという人は,一度チェックしてみるといいだろう。

お見積もりは「東芝ダイレクトPC by Shop1048」で

Intel,インテル,Intel ロゴ,Intel Inside,Intel Inside ロゴ,Centrino,Centrino ロゴ,Intel Viiv,Intel Viiv ロゴ,Intel vPro, Intel vPro ロゴ,Celeron,Celeron Inside,Intel Core,Core Inside,Itanium,Itanium Inside,Pentium,Pentium Inside,Xeon,Xeon Inside は,アメリカ合衆国およびその他の国における Intel Corporation またはその子会社の商標または登録商標です。

4Gamer.net
本サイト「4Gamer.net」の内容は,すべて無断転載を禁止します。ただし商用利用を除き,リンクについてはその限りではありません。
転載,商用利用,二次利用の希望,ご意見などは「こちら」まで。
当サイトは,IE6.0以上および解像度1024×768ドット以上でご覧になることをお勧めいたします。