1st step
いざ，ディルムンの世界へ
〜キャラクターメイキング〜

キャラクター作成自体は簡単。でもちょっと矢印の場所がわかりづらいのが難点か？

　最近では比較的軽いサイズのクライアントをダウンロードしてインストールも終了，「さて始めるぞ！」と意気込んでいたところで，いきなり悩んでしまった。
　ディムルンのキャラクターは，扱う武器や習得するスキルによって4種類に分けられているのだが，ほかのMMORPGのようにはっきりとそれらが"職業"という形で分けられていないのだ。中世ファンタジーモノ慣れしていると特徴がつかみづらく，隣の芝生が青く見えてばっかりいる筆者にとって，どれも魅力的。
　"どれも"とか言っててもゲームは始まらないので，無理やり絞ることにする。4種類の中で気になったのは，攻撃スピードが早く盾が持てる「剣タイプ」といろいろな派手な魔法が使える「魔法タイプ」の2種。リーチがあって終盤で役立ちそうな「槍タイプ」と（実際に役立つかどうかは不明），攻撃力が高い「棍タイプ」は，とりあえず今回は見送ることにした。
　さて，どちらにしよう。
　公式サイトにある情報などを仕入れながら，じっくりと1時間くらい考えて，考えて，考えて……。結局，決まらないので2キャラ体制でいくことに。

　キャラクターメイキングでは，皮膚の色，髪の毛の色，髪形などが外見として選べるので，適当によさげなのを選択。ラグナロクオンラインのような，いわゆる「かわいい系」のキャラクターではないので（シュメールだしね），思いきり突っ走ってみる。ステータスは，一般的なRPGのようにSTRやINTなどの5種類が用意されているので，剣タイプはSTRに，魔法タイプはINTにすべてのボーナスポイントを割り振って，キャラクターが完成した。
　今後，性別によってそれぞれ専用の武器や防具があるといけないので，念入りに男女それぞれ2キャラにしておく。こういう知識ばかりが溜まっていく。これで，やっと冒険の開始〜。

青く光っているのがワープゾーンのオベリスク。最初は五つの場所が選べる	ヌベから初期装備をもらうクエストを受ける。ヒヨッコと呼ばれないように頑張らなければ

ビギナーゾーンには弱いモンスターが出現する。ヒットポイントが減ったら，攻撃モードを解除して立ち止まれば回復する

　最初に現れた場所は，オベリスクと呼ばれるワープポイントの近く。画面左上のミニマップを見てみると，ここはビギナーゾーンということが分かる。ここでしばらくレベルアップをしてねん，ということらしい。
　適当にうろついていると，オベリスクの近くに一人のNPC「ヌベ」を発見。名前の雰囲気もシュメールだ。彼に話しかけると序盤の進め方を教えてくれるほかに，五つのヒドラの爪を集めて持ってくれば武器を交換してくれるとのこと。いわゆる初心者Questですな。

　早速，狩りを開始。通常のRPGでヒドラといえば，かなり高レベルモンスターなので"なんかの間違いかな"とかドキドキしていたが，ディルムンでは，なんてこともない砂漠地帯に出現する植物タイプの弱いモンスターだった。地面からにょきにょき生えているサンドヒドラを倒す……倒す……倒す……。40匹くらい倒したところで，やっと5個めのヒドラの爪が出て，初期装備がもらえることになった。
　実はここまでやったらレベル3にもなっていて，これで武器までもらえて大満足〜とホクホク顔だったのだが，いきなりアクシデント発生。なんと，ここでもらえる「クラブアックス」はSTRが9ポイント必要なのだ。魔法タイプのキャラクターで始めたので使えないではないか。どうなのよ，これ。魔法タイプのキャラクターが話しかけたら，ちゃんと使える武器をくれー（泣）。
　とりあえずInsertキーを押してステータス画面を開いてみると，レベルアップ時に3ポイントのボーナスポイントがもらえてて，これでキャラクターをパワーアップしていくということらしい。レベルが二つ上がっているので6ポイント分が割り振れるのだが，魔法タイプにしたいのでSTRを上げていくのはちょっと……と思いつつ，隣の芝生モード発動，速攻キャラチェンジ。
　今度は，初期ポイントをSTRに割り振った剣タイプのキャラクターで，同じことを繰り返してクラブアックスを獲得！ すぐに装備。STRを高くすると，攻撃力が上がるだけでなく，ヒットポイントも多いので，序盤が楽ということを実感しながら，さくさくとレベル5まで到達。そろそろビギナーも終わりかな〜と思いつつ，以下次回。

最初からズボンが初期の防具として与えられてるので必ず装備	クエストの報酬は魔法タイプのキャラクターには使えないものだった。残念。というより，魔法タイプのキャラクターが装備できるアイテムをくれる初期クエストもあるのかな

第二回へ