ダーク・エイジ・オブ・キャメロット
〜暗黒道中膝栗毛〜

= Murayama 編 =

第3話

10th Sep. 2002
Text by Murayama

■え ,またしてもクラスチェンジ?

 「ダーク・エイジ・オブ・キャメロット」(以下,DAoC)をプレイするようになって数日が過ぎた。クラスチェンジをしてあこがれの"Nightshade"になり,姿を消す(気配をたつ)などのスキルも修得。敵の背後から忍び寄って攻撃を仕掛けるという,いかした戦闘方法もマスターして意気揚々だ

 そんな前途洋々な私の前に意外な敵が現われた。それはforGamerのIwahamaとAsakuraである。一緒にプレイしたときのことだ。
「えー,Murayamaは女キャラなの? ネカマみてぇー」
「いや,だから女のキャラのほうが男よりも小さいし,世界最小最軽量の暗殺者になりたくて……」
と言ってみたものの,以後もずっとネカマとちゃかっされっぱなし。こうして私は新キャラを作る決断をした……。とはいえNightshadeは捨てがたかったので,今度は男性キャラで始めることに。ま,そのときの様子はIwahama編の第2話で語られていると思うが,俺の悲劇はこれで終わらなかったのだ。
 というのも,またしてもIwahama&Asakuraとプレイしたときのことである。肉弾戦はAsakura,魔法はiwahamaが担当して,私のNightshadeは肉弾戦のサポートなのだが,どうも戦力として大した活躍をしていない感じがするのだ。つまり,ハデな活躍をするほかの二人に比べ,あまりパーティ内で貢献していないというか,手応えがないのである。
 Nightshadeは対人戦で活躍するらしいが,どうもモンスター相手の戦闘ではイマイチっぽい。私がMMORPG初心者ということもあるが,とくにソロでプレイしていると苦労しっぱなしだ。ほかのメンバーと同じ程度のプレイ時間にもかかわらず,個別で冒険していると経験値に差が出ているのだ。これではいかん! そう思って再び泣く泣くキャラチェンジ。今度は考えに考え抜いた結果,魔法使い系を選択し,上級職は"Enchanter"にした。こいつなら移動速度をアップする魔法も使えるし,ペットも召喚できる。ソロでプレイしたってガンガン成長するに違いない。

 実はこれが大当たり。IwahamaやAsakuraがいなくたってガンガン経験値を稼いでレベルアップできるじゃないか。ふふふ,いつの間にかパーティでも私のキャラが一番レベル高いし,もはやリーダーといっても過言ではないな。リーダー! なんてすばらしい響きなんだ!
 というわけで,これまでの経験を踏まえてリーダー(?)としての人生を歩み始めた私。移動するときも「俺に付いてこい!」と言えば,IwahamaやAsakuraは,黙って私の後ろを付いてくる。ああDAoCやっててよかった。
 ……でも,「次の場所行くよー」と言うと,二人とも「stick OK」と言うんだが,これって単に移動するのが面倒臭くて,追跡コマンド(/stick)を使って楽しているだけじゃあ……。なんか,本当の意味でのリーダーじゃない気もするなぁ。ま,いっか。

<以下次号>

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