「刀剣封魔禄〜封神演義異聞〜」スペシャルコーナー

Text by 工画堂スタジオ


第一回:序盤のモンスターとネーミングの秘密

序盤のクエストで戦う"魔猪戦士"。連続技を叩き込むチャンスなので,積極的に戦ってみましょう。フィニッシュは奥義で決めてみました!

 第一回はゲーム序盤の流れを紹介しながら,中国のゲームのローカライズについてお話しします。まずは,「キャラクター選択」。刀剣封魔禄でプレイヤーが選べる主人公は,三人います。本作では攻守ともにバランスのとれた初心者けの男剣士,連続技を生かした戦いが要求される中級者向けの女剣士,一撃は大きいが扱いが難しい上級者向けの大男と設定しています。とはいっても私なら迷わず女剣士に決定かな? やっぱ華があるし,連続技が楽しそうだし……。
 というわけで記念すべき第一回は,女剣士を使ってゲーム序盤を紹介しましょう。

 ゲームをスタートすると,そこは"瓦当鎮"という村。最初はこの村を中心に村人からの依頼を受けたり,周辺に徘徊している妖怪を倒して経験値を溜めます。妖怪については,ほかのRPGでは見られないものばかりで,実はローカライズにあたってスタッフがプレイしたものは中文版であったことから,私達には全然読めない訳です。そこで,まず初めに妖怪やNPCの名前を日本語に訳すの

"魔猪戦士"を倒して次のエリア「乱墳崗」に。すると"爆裂キョンシー"が登場。恐る恐る近づいてみたら大爆発! 皆さんも新しい敵には注意しましょう

に,さまざまな苦労をしました。試しに翻訳ソフトで原文を英語に,英語を日本語に訳してみたら「食腐ゾンビ」とかなったり(苦笑)。さすがにそれでは使えないので,そうしたものをベースに名前を修正。こうして食腐ゾンビは「人食いキョンシー」になりました。少しは雰囲気が出たかな? ちょっと心配……。

 このゲーム,プレイヤーのレベルが低い段階では,敵との戦闘で苦労することでしょう。スタート地点の村のそばにある"丹陽林道"には,人食いキョンシーや狼妖怪が"経験値稼ぎのザコ"として配置されていますが,女剣士の場合はヘタをすると3回殴られただけで死んでしまうと思います。そこで本作ならではのガード,回り込み,連続技を駆使して戦わなければなりません。このあたりの戦闘はほかのアクションRPGにはない要素も多いので,楽しんでもらえるんじゃないかと思います。
 ちなみに序盤のクエストでも中ボスなどが登場しますが,中ボスクラスは耐久力が高いため,「連続で攻撃を与えても倒れない=連続技が多く入る敵」ということになり,連続的に技を入れられるようにしておく(連続技を編集 or 奥義を叩き込む)と,爽快なプレイが可能です。というわけで,私も魔猪戦士を倒すフィニッシュは奥義で決めてみました。
 連続技はプレイヤーが任意に編集が可能で,うまく編集すれば奥義以上の破壊力を持つ,このゲームを遊ぶうえで重要なシステムです。第二回は"連続技編集"にスポットを当ててみたいと思いますので,ご期待下さい。

ということで,第二回へ続きます。

第二回へ

「刀剣封魔禄〜封神演義異聞〜」公式サイト

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