チュートリアル，そして本番へ
　まず五つのチュートリアルで操作や運営に関する基本的な部分を学び，それが終わると，いよいよレゴランドゲームとフリープレイをプレイすることができるようになる。 　メインとなるレゴランドゲームでは，さまざまな課題やアドバイスを受けつつ，レゴランドを大きくしていくというもの。定期的に検査官にチェックされるので，評価の悪い部分があれば改善するように努めよう。検査官以外にもお客さんの満足度を知ることも重要で，手の空いたときには欠かさずお客さんの気持ちをチェックすることを心がけたい。レゴの世界でも，お客さまは神様なのだ。
　ゲームレベルは全部で九つあり，各レベルをクリアするごとに次のレベルをプレイすることができるようになる。それぞれのレベルでクリアする課題が異なるので，課題が判らなくなったらレベルの説明を見直すことが必要だ。

　フリープレイではレゴランドゲームで手に入れたショップやアトラクションなどを使い，検査官やお客さんを気にすることなく，自由にレゴランドを作る ことができるので，自分ならではのレゴランドを作って楽しみたい人に最適。ディズニーランドっぽくしてみたり，本家レゴランドのレイアウトを真似してみたり，いろんな楽しみ方が考えられる。

建ててりゃいいというものではない
　レゴランドを大きくするには，お金を貯めて，どんどん新しいショップやアトラクションを建てる必要がある。ショップやアトラクションの設置は各テーマに分かれたメニューから選び，十分にスペースがあるところをクリックするだけというお手軽さ。自動で近い歩道につながれるので（これは結構便利！），某遊園地建設シムのように，自分で道を引く必要がない。ジェットコースターやウォーターライドなどさまざまなパーツをつなげて大掛かりなアトラクションを作ることも可能だ。新しいアトラクションなど開発されたら直ぐに導入し，客足を得よう。
　また，プレイヤーは単にポコポコとアトラクションを建設していればいいだけではない。古くなったアトラクションはメンテナンスが必要なので，メカニックを雇っておく必要があるし，木や花を設置する場合は庭師が必要になる。メカニックや庭師の人数はレゴランドの規模を考えて，人数を調整しなくてはならないのだ。マネージャーのやることは以外に多いぞ！。眺めているだけではレゴランドは大きくならないのだ。

 
　レゴランドは，絵柄からも，そのシンプルなルールからも想像がつくと思うが，年齢層は低めだ。おそらくコアゲーマーや，某パークや某タイクーンなどの遊園地建設系ゲームをかじったことのある人には受け入れ難いかもしれない。
　マニュアルを始めとし，画面に表示されるテキストには「ひらがな」が多く使われていて，アイコンは大きく表示され，チップヘルプは全て読み上げてくれる。ほかの遊園地建設系ゲームにみられる入場料や商品の価格設定など細かい設定は省かれ， 資金面でもかなり余裕がある。コアなゲーマーには単純にお勧めできるものではないかもしれないが，このように子供をターゲットとした細かい気配りがされているところに，逆に注目したい。子供が夢中になって遊び，創造力を引き出させるような魅力がレゴランドにはあるといえるだろう。この手のゲームをプレイしたことがないという大人の方もぜひどうぞ。子供と一緒に建設する遊園地というのも，とても楽しそうだ。

■発売元：アイドス・インタラクティブ ■価格：オープンプライス（実勢価格6500円前後） ■問い合わせ先：アイドス・インタラクティブ 　　TEL 052-775-8380 ■動作環境：Windows 95/98/Me，PentiumII/233MHz以上（PentiumIII/266MHz以上推奨），メモリ32MB以上（64MB以上推奨） (R) LEGO, the LEGO logo and the LEGO Brick are registered trademarks of the LEGO Group. (C) 2000-2001 The LEGO Group and Krisalis Software Ltd. Windows(R) is a registered trademark of the Microsoft Corporation. For sale in Japan only.