Back
デビルインサイド完全日本語版
Text by UHAUHA
25th Oct. 2000

クリックすると拡大します  あの「Alone in the Dark」の作者がシナリオ起こしをした異色のアクションホラーゲームが,この「デビルインサイド完全日本語版」だ。あなたはケーブルテレビの人気番組「デビルインサイド」でライブ・レポートをするデーブ・クーパー(以下デーブ)となってゲームを進めていく。ゲームは番組進行と共に進んでいき,背後にカメラクルー,そしてスタジオでは司会者と視聴者が見守る中でプレイしなければならないのだ。今までこんな状況でプレイするゲームはあっただろうか(イヤ,ない)。
 今回のあなたがレポートする番組は,「呪われた屋敷で地獄から復活した亡者共(以下ゾンビ)を倒し,魂を元の場所へ送り返す」というもの。あなたの行動は全てスタジオに送られているので,行動次第では視聴率が下がって番組が終わってしまうことにも……。


"バイオ"より簡単でノリがいい
クリックすると拡大します クリックすると拡大します  ゲーム自体はノクターン+バイオハザードという印象。と言うと聞こえが悪いかもしれないが,決して「マネ」ではない。デビル インサイドには,独特のゲームシステムがあるのだ。
 デーブがゾンビを倒すと魂が漂う。その魂は,デーブの内に秘めた魔女ディーバを呼び起こして送り返さなくてはならないのだ。単に倒すだけはない。"魂を元の場所へ送り返す"のも重要な任務なのだ。
 デーブが一定の任務を完了すると,各所にある五線星型(ペンタクル)が作動状態になって,そこでデーブからディーバに変身する。変身すれば,漂っている魂を吸い取って元の場所に送り返すことができるのだ。ちなみにこのとき,ディーバの"主"から新たな魔法をもらえることもある。魔法を使ってゾンビと闘うこともできるので,デーブの武器(全12種類),ディーバの魔法(8種類)のどちらで戦うか,好みで使い分けるとよい。ただしディーバの魔法は,魔力が減ると使えなくなってしまう。魂を吸って補充するかデーブに変身し直すかしないと肝心なときに攻撃できなくなるので要注意。
 ゾンビとの戦闘もそれほど難しくない。落ち着いて狙いを定めれば1発で倒すことも可能だ。ディーバの魔法は自動的にゾンビに向かっていくので(ホーミング!),魔力の残量だけ気にしていればいいのでラク。


クリックすると拡大します クリックすると拡大します クリックすると拡大します  全体的に難度が低めで,クリアにあまり時間がかからない。そういった意味では物足りなさを感じてしまうところが残念だが,ゲームの雰囲気が面白く,手軽にプレイできる点で評価できるだろう。なにより,5.1chサラウンドを使えるところが目新しい(むろんEAXやA3Dにも対応済み)。途中に入るCMやスタジオとのやり取り,思わぬ展開など,ライブレポーターになった気分でプレイしないと番組打ち切りになるぞ!
■発売元:メディアクエスト
■価格: 7800円(11月23日発売予定)
■問い合わせ先:メディアクエスト
  TEL 03-5805-3629
■動作環境:Windows 95/98,PentiumII/300MHz以上(PentiumII/400MHz以上推奨),メモリ64MB以上,空きHDD容量450MB以上,5.1chサウンド対応
■英語版デモ(53MB):http://www.3dfiles.com/games/devilinside.shtml
Copyright © 2000 Cryo Interactive Entertainment. Design by GameSquad. All rights reserved.