信長の野望 嵐世記 パワーアップキット

●Preview#8:信長の野望 嵐世記 パワーアップキット

Text by 朝倉 哲也

プレビュー第一弾:パワーアップキットのミッションチャレンジモードとは!?

クリックすると拡大します  8月に発売される予定の「信長の野望 嵐世記 パワーアップキット」については,以前にもニュースの「ここ」でお伝えしているほか,「Screenshots」コーナーの「ここ」でも最新Screenshotsを掲載している。そのパワーアップキットのウリの一つは,"ミッションチャレンジモード"とよばれるミッションクリア型のショートシナリオ集がついていること。
 このモードは,あらかじめ設定された目的を,決められた年限以内にクリアするというもの。クリアすることで,新しい家宝や新武将などという"賞品"がもらえるようになっている。このミッションチャレンジモードでチャレンジできるミッションの総数については不明だが,ここでは「信長の野望 嵐世記 パワーアップキット」ファーストインプレッションとして,ミッションチャレンジモードでプレイできる最初の七つについてお伝えしよう。

「骨肉の戦い」
 プレイヤーは織田信長でスタート。尾張国内にいる弟の織田信行の勢力を滅亡させれば勝利となる。1556年8月からスタートし,1年後の1557年8月までに達成しなければならない。賞品として朱衣肩衝,大坂肩衝,天下一丸壷などの新家宝が貰える。織田信行の城を攻めると,隣国斎藤家の援軍が来るので注意。とはいえ,兵力,武将の質ともにプレイヤー側が圧倒しているので楽勝?

「一文字三つ星」
 プレイヤーは1534年5月に毛利元就でスタート。国内にある日野山城(吉川家),新高山城(小早川家)を支配して安芸備後の統一を1535年5月までに成し遂げなければならない。ゲームスタート時には毛利家,小早川家ともに大内家に臣従しているため,小早川家を攻めるには大内家との臣従関係を破棄しなければならないというのがミソ。賞品には神皇正統記,徒然草,十八史略などの新家宝がもらえる。

「土佐の姫若子」
 プレイヤーは,土佐の長宗我部元親本山茂宗一条兼定の中から大名を選択。土佐のすべての城(岡豊城:長宗我部元親,安芸城:本山茂宗,中村御所:一条兼定)の支配を目指す。期限は1560年5月から1561年5月までの一年間で,賞品は人物画絵巻 壱。本山家が意外に強いので,長宗我部元親でもてこずるかも。

「武将10人集めよう」
 プレイヤーは越前若狭の大名である朝倉孝景でスタート。1534年5月から1537年5月までの3年間で,4名しかいない配下武将を10名以上にしなければならない。賞品は人物画絵巻 弐だ。配下を増やすには,「戦争で捕らえる」「他家から引き抜く」「浪人を登用する」の三つの方法がある。どれも確実な方法ではないので3年間では足りないかも。

「怨敵撃滅」
 プレイヤーは陸奥の大名津軽為信でスタート。1573年4月から1574年4月までの1年間で,宿敵南部家を倒すというもの。賞品は人物画絵巻 参。南部家当主の南部晴政の強さは尋常ではないぞ。うかつに攻め込むと簡単に返り討ちにあうので注意。

「下野進軍」
 プレイヤーは常陸の大名佐竹義重でスタート。1582年2月から1584年2月までの2年間で,隣国下野のすべての城(宇都宮城:宇都宮家,烏山城:那須家,唐沢山城:佐野家)を支配するというもの。佐竹家には配下武将が大名を含め20人もおり,統率90を誇る大田資正を筆頭に統率50以上が6人,知略60以上が6人,政治50以上が8人と人材は揃っているので楽勝か!?賞品は人物画絵巻 四だ。

「四国の覇者」
 プレイヤーは土佐の大名長宗我部元親でスタート。1582年2月から1585年2月までの3年間で,四国の統一を目指す。ゲームスタート時点で土佐一国は制覇しているので,残りは伊予,讃岐,阿波の三か国。四国には西園寺家,河野家,十河家,三好家(往年の勢いはまったくない)といった弱小ばかりだが,瀬戸内海を隔てて10か国以上を制覇する織田家,中国の覇者毛利家,そして九州には南部地方を制している島津家といった強豪がいるので,これらがちょっかいを出してくるとはなはだ危険な状態となりそう。

クリックすると拡大します クリックすると拡大します クリックすると拡大します

クリックすると拡大します  以上,七つを紹介したわけだが,これらすべてをクリアするとまた次の数個のミッションが選択できるようになり,それをすべてクリアすると,また次のミッションが……という風にかなりの数のミッションが追加されている(現時点では一体いくつあるのか,総数は不明)。
 このミッションチャレンジモードは,期限アリで短時間でプレイを終えることができるので,寝る前にちょっと30分だけ,などといったプレイでも楽しみやすい(「骨肉の戦い」など10分程度で終わらせることも可能なほどだ)。とかく長時間になりやすいシミュレーションゲームをライトな感覚でプレイできるのが特徴だろう。
 「信長の野望 嵐世記 パワーアップキット」発売までもう少しの辛抱だ。それまで十分に腕を磨いておこう!

 

Preview#10:パワーアップキットの歴史イベントエディタとは?

INDEXへ戻る