FIFA 2002

●Preview#16:FIFA 2002

Text by 奥谷海人

さまざまな変更点で究極のサッカーゲームの王道をひた走る

クリックすると拡大します クリックすると拡大します  美しいグラフィックスで評判のEA Sports"FIFAシリーズ"だが,最新版の「FIFA 2002」では,物理面でも大幅にチューンナップされ,サッカーゲームとしてさらに申し分のないデキに仕上がりそうだ。
 特筆すべきが「パス」に関するシステムで,よりオープンエンドでフレキシブルなものへと変更されている。前バージョンまでは,パスは必ず味方のプレイヤーを指定してそこへボールを送り込むという限られたものだったが,FIFA 2002の特徴は,パスをする選手に対してではなく,"ボールの落下地点を指定する"ことで,もっと自由なパス回しができるということだ。これにより例えば,目前の堅い守りの意表を突いて40mのロングパスをゴール横のオープンスペースに落とした後,フォワードの猛烈なダッシュでボールを蹴り込む,などというドラマチックなプレイが可能になるわけだ。
 さらには,タックルに関するレフリーの判定モデルも改善されている。今回からは「レフリーの見ているアングルやタイミング」の両要素に基づいて,どのような判定内容になるかが決定される。つまり"やり方"によってはファウルが取られないことも考えられるわけで,プレイヤー自身の作法がダイレクトに影響するという点において,よりリアルなリスクが発生することになる。

なんといっても,ワールドカップは日本/韓国が舞台!

クリックすると拡大します  FIFA 2000は世界中の75チーム以上からライセンスを受けるだけでなく,英国プレミアリーグ,フランスLNF,スペインプレミアリーグ,ドイツ・ブンデシリガを始めとする16国際リーグをフィーチャーしており,FIFプロが公認する全ての選手も登場する予定
 2002年には日本と韓国でワールドカップが共同開催されることも相まってか,ボックスアートは世界的に流通されるパッケージにも中田(ヒデ)が使われる模様。出場を賭けた地域ごとのクオリフィケーションマッチで楽しむだけでも,随分と熱いプレイになることだろう。
 また,故障や体力消耗のパラメータが拡大されたことで,選手の健康状態が,シリーズを通してプレイヤーのチームにフィードバックされることになった。また,選手たちの状況を見やすいように,チームや選手個人別に戦績や健康状態がリストアップされることになるという。チームマネージメントの要素が高くなり,プレイヤーは監督としての配慮も必要になってくるわけだ。個々の操作は,プレイヤーの好みでキーボードにボタン設定できるようになるため,全体的にコントロールは簡略化されているものと思われる。

選手の顔グラフィックがみな違う

クリックすると拡大します  このゲームのグラフィックス性能は相変わらず素晴らしく,ゲームエンジンをそのまま利用したカットシーンの演出は見どころ。ゴールした後の喜びやタックルで倒れた後のしかめっ面など,選手たちがさまざまな感情を表現する仕草が見事だ。もちろん,FIFプロの公認選手データに合わせ,プレイヤーごとに身長差のあるキャラクターモデルを使用するなど,前作からの良い部分は踏襲している。
 加えて,選手一人一人の身体的特徴をさらに細かく表現しており,ちょっと名の通った選手であれば固有の顔グラフィックスが用意されているし,FIFA 2002ではヘアスタイルやイヤリングなどのアクセサリといったバリエーションが加えられているのには驚きだ。コメンテータのトークや観客の反応も,ホームゲームとロードでは全く異なるものになるなど,細部にわたってこだわりの感じられる作りが見られる。マルチプレイヤーモードは最大で8人まで対応し,今年もベストサッカーゲームの名に恥じない作品になりそうだ。

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