1998年に発売された,最もスポーティなマルチプレイ専用FPS「Starsiege:TRIBES」。このフルバージョンが無料公開された。製品版まるごとそのまま遊べてしまうというわけだ。
シリーズ的には,続編の「TRIBES 2」があまりにも有名だろう。こちらも2004年6月現在FilePlanetで無料配布されてはいるが,プレイには別途CD-Keyを発行してもらう必要がある。このKeyが非常に入手しづらく,一部の人しか遊べないというのが現状だ。
「Starsiege:TRIBES」はダウンロードさえすれば誰でも遊べる。さすがに少々古すぎる感もあるが,面白さは変わらないのでぜひ遊んでもらいたい。
「TRIBES」シリーズは,いわゆる"飛べる"FPS。全員の背中にジェットパックが付いており,短時間だが思いっきり飛び上がれる。たったこれだけの要素が(というと極論だが),TRIBESをものすごく面白いモノにしてしまった!
飛べるおかげでフィールドは地面から空中まで広〜く使えるようになり,高層の建築物や空中の浮遊基地なども含めた3次元的な戦闘が可能だ。それでいて,あくまで重力があって飛び続けることはできないので,FPS本来の楽しさは少しも損なわれていない。
それではTRIBESで遊ぶうえで,最低限覚えておきたいことを書いておこう。
まず,各プレイヤーキャラクターの上に▼マークが表示されている。緑が味方で赤が敵だ。
すべてのプレイヤーキャラの背中にジェットパック(飛行推進ユニット)がくっついており,マウス右クリックで簡単に飛べる。連続飛行は無理で,短時間飛んだだけで割と簡単にエネルギー切れとなるが,時間が経てばエネルギーはすぐチャージされる。画面右上にある2本の横バーのうち,上が体力で下がジェットパックのエネルギーだ。
主に基地の中に,H型の"Station Suply Unit"という装置がある。これは装備変更を行うためのもので,実はこの装備の変更が割と重要なのである。キャラクターには大まかにLight,Middle,Heavyの3種類のアーマータイプがある。だいたい分かると思うが,ライトは身軽だが武器も軽装のみ,ヘビーは強力な武器を扱えるが動きが鈍重である。
ライトにしか使えない武器(例:赤いレーザーの狙撃ライフル)や,ヘビーにしか使えない武器(例:モータルという緑色の煙をモクモク吐くグレネード)もあるので,好みの戦い方や武器によってボディを決めたい。
TRIBESシリーズのメインとなるゲームモードは,"キャプチャー・ザ・フラッグ"だ。相手の基地の中に旗が立っているので,これを奪って自分の基地に持ち帰ればポイントとなる。
[インストール方法]
クライアントソフトのバージョンは1.8だが,現在稼動しているほとんどのサーバがバージョン1.11で動いているため,マルチプレイに参加するにはアップデートする必要がある。オートアップデート機能よりも,手動アップデートのほうが確実だ。
まず本体「tribes_fullgame.exe」をインストールしたあと,パッチファイル「tribes18to111.exe」も続けてインストールする。どちらも当サイトからダウンロード可能だ。
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