なんと,2年前の2002年5月にデモ版を紹介した「The I of The Dragon」に,このたびアップデートデモが登場した。デモの内容はほぼ同じだが,グラフィックスが現代でも通用するものにリファインされているようだ。まさか2年かけて,2年後でも通用するグラフィックスに描き変えたのだろうか。ちなみに本作は2004年5月発売予定となっている。
本作はドラゴンを操作してモンスターと戦う,三人称視点のアクションゲーム。常に飛んでいるドラゴンの独特の操作感覚に,最初は戸惑うかもしれない。
神秘的なオブジェクトが浮かんだりして,いかにもファンタジーな雰囲気を醸し出している世界は,ある程度自由気ままに飛び回れる。このへんは,さすがはドラゴン様といった感じで気分が良い。ただし地上を這う敵は全員,待ってましたとばかりに空へ向かって攻撃してくる。このへんは気分が悪い。
デモ版では,3種類のドラゴンのうち炎を吐く"Annoth"のみ選択できる。チュートリアルと3レベルを収録しているが,一つのレベルが結構ボリュームがあるため,なかなかの遊び応えだ。
とりあえず"/"キーで目的を確認してみよう。最初のレベルはただ敵を倒しまくるのが目的で,正直「んん? 面白いか?」といった感じだが,次のマップに移動するあたりから面白さに火がついてくる。
ドラゴンの攻撃は3種類で,火の玉を吐くか,炎をブワ〜っと吐き出すか,敵をとっ捕まえて食べるか,そのいずれかを選択できる。マウスで好きな場所に火を吐くのもいいし,Spaceバーを使えば敵をオートロックして正確に攻撃できる。火ばかり吐いているとお腹がすくので,そうなったら敵を捕食しよう。
また"Z"で敵味方のターゲットを表示(赤が敵で緑は味方),マップ移動は"M",レベルアップ時には"S"でステータスを上げるなど,キー操作はある程度あらかじめ覚えておかないと,もう手も足も出なくなるだろう。
とりあえず,2年前のデモを遊んだ記憶がかすかに残っている人も,存在自体知らなかったという人も,ファンタジーの世界が好きならぜひプレイしてみよう。(Kawamura)
■2004.9.17 日本語デモと差し替え

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