エレクトロニック・アーツから日本語版の発売も予定されている,「シークレット・ウェポン・オーバー・ノルマンディ」。このプレイアブルデモが公開された。 本作は第二次世界大戦における空戦をテーマにしており,かの名作「X-Wing vs. TIE Fighter」を開発したラリー・ホーランド(Larry Holland)氏のTotally Games社が制作を担当している期待作である。 英・米・独・日・ソなど参戦国の主要戦闘機や攻撃機,爆撃機が多数登場する。タイトルからも分かるように"シークレット・ウェポン"も収録されており,嘘みたいな形をしているが実在する「フライングパンケーキ」ことXF5U-1(公式サイト「こちら」の"GAMEPLAY"→"aircraft"で確認できる)など,いくつかの試作機も操縦できるのが特徴だ。 ゲームシステムは,フライトシムのように自由度は高く奥も深いものの,操作性自体は小難しいフライトものからはかけ離れた,アーケードゲーム的なノリとなっている。 無茶な操縦でも失速したり,一度態勢を崩すと二度と立て直せずに地面まで真っ逆さまといったことはなく,敵機とのニアミスもへっちゃら。離着陸の技術も必要としない。細かいことは気にせず,純粋にドッグファイトを楽しめるのだ。
デモ版ではチュートリアルと,キャンペーンのミッション1を収録。このミッション1では,ドイツの急降下爆撃機シュツーカの撃墜を目的とした空中格闘と,基地を守るために爆装しての防衛戦を楽しめる。 プレイヤーが操縦できる機体はホーカー・ハリケーン Mk1。これは英国の戦闘機で,名実とも主力戦闘機スピットファイアの陰に隠れがちな,かなり渋い機体だ。まぁミッション1なら,これでも十分だろう。 プレイにはゲームデバイスがオススメで,安いゲームパッドでも十分楽しめる。フライトシムに慣れた人には物足りないかもしれないが,フライトシムは難しいからキライ! という人なら,本作はバッチリ楽しめるはず。多人数マルチプレイは実装されないようだが,デモを気に入った人はぜひ日本語版の発売(2004年1月29日予定)を心待ちにしよう。(Kawamura)
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