「シークエンス・パラディウム3 〜泡沫の天地〜」(工画堂スタジオ)

 2004年6月3日に発売される「シークエンス・パラディウム3 〜泡沫の天地〜(うたかたのあめつち)」は工画堂スタジオの看板シリーズである「シークエンス・パラディウム」シリーズの一つで,ターンベースのストラテジーだ。過去の作品である「1」「2」共に時代における地上の覇者が好まざる方向へ進まんとするときに現れる「神聖鉄槌軍」と人類の戦いを描いており,そうしたテーマは「3」においても健在。今回は,東方のワノマシアという国を中心にストーリーが展開していくらしい。
 数々のストラテジーをリリースしている工画堂スタジオであるが,本シリーズにおける大きな特徴は,パラスイートと呼ばれる人工生命体と騎士が契約を結んでペアを組み,騎体を操って戦う点だろう。ちなみに前作までと同様に,パラスイートと騎士の相性や育成といった要素も踏襲されている。また戦術シーンはターン制だが,行動ポイントがあれば何度も攻撃できるし,移動→攻撃→移動などといったアクションも可能。さらに,敵のターンであっても攻撃範囲内に敵が入れば,魔法や剣で応戦できるといった特徴もあるのだ。なお,この手のストラテジーではフォグのかかっている地域では敵は完全に見えないという仕様が一般的だが,本シリーズでは,隠蔽やインビジリティ(隠れる魔法)を使っておらず,かつ"哨戒移動"をしていないユニットがフォグのかかっている地域を移動すると,プレイヤーに見える仕様になっている。そのため,敵のターンでは応戦に注力するだけではなく,戦術マップやレーダーを駆使して敵の動向をチェックしておくことが肝要になるのだ。
 今回配布された体験版は,ゲームの序盤をダイジェスト形式で楽しめるものになっている。オープニングが見られないのは残念だが,セーブ/ロードもできるし,音声やBGMは聞ける良心的な設計だ。この手のゲームを初めてプレイする人のためにパラメータがやや高く設定されていたり,オススメの編成例を保存したセーブデータが二つ収録されているのは非常に好印象だ。"楽しく遊んでもらおう"という強い意図が感じられる。(Murayama)

(C)2004 KOGADO STUDIO,INC.Illustration by Takuhito Kusanagi

 

キー操作

  • メニュー表示 ユニットにカーソルを合せて左クリック
  • マップのスクロール カーソルキー
  • マップの回転 マウスホイール前/後
  • マップの拡大/縮小 マウスホイール前/後


  • ※マウスホイールをクリックすると,「マップの拡大/縮小」「マップの回転」の二つのモードを切り替えることができます。
ダウンロード
83.1MB

動作環境

対応OS:Windows 98SE/Me/2000/XP
CPU:PentiumIII/800MHz以上
メモリ:128MB以上
ビデオ:RADEON9000またはGeForce2と同等以上のビデオカード
DirectX 9.0以降

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このページのScreenshotsは,すべてNVIDIAの「GeForce FXシリーズ」グラフィックスチップ搭載カードを使用して撮影したものです

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