「Savage:The Battle for Newerth」は,アクションシューティングとRTSが融合した,ユニークなゲームスタイルが特徴のゲーム。
製品版は2003年に発売済みで,今回リリースされたのは製品版の最新パッチ(Version 2.00d)に合わせたバージョンだ。
なお2003年10月にもデモ版がリリースされているが,基本的に内容は同じ。オートアップデートでパッチを当てれば最新バージョンになるので,新たに本記事中のファイルをダウンロードする必要はない。
本デモ版は,オンラインによるチームベースのマルチプレイのみが可能で,遊べるマップは「crossroads」「eden2」の2種類だ。プレイヤーの主な役割は戦闘で,基本的には三人称/一人称視点のアクションゲームとしてのプレイとなる。
ではどこがRTSなのかというと,フィールド上では自分の属した勢力の街の人(NPC)が,せっせと金鉱から金を掘り出し建物を建設しており,その様はちょうどRTSゲームで内政に励んでいるシーンを,ユニットの立場から眺めているといった感じ。RTSゲームの1ユニットとしてプレイヤーが参加しているといえば分かりやすいだろうか。彼らがせっせと街づくりに励んでくれているおかげで,時間がたてば技術がアップグレードされ,新しい武器が使えるようになったり,新しい防具が装備されたりする。
プレイヤーは戦闘ユニットとして,主に敵側勢力のプレイヤーと戦うこととなる。プレイヤーの役割としては,街を敵プレイヤーの侵略から守ることと,敵プレイヤーの街を破壊しに行くことだ。両勢力の中間あたりでは,プレイヤー同士による壮絶な戦いが繰り広げられ,まるでアクションゲームそのものなのだが,街に帰るとNPCがひたすら建物を建設してくれており,「やっぱりこのゲームの基本はRTSなのかな」と思わせ,今までにない新鮮なゲームプレイを楽しめるだろう。
なお,最初は何をしたらいいのかまったく分からないだろうから,ゲームのスタートから中盤あたりまでにやっておくことを書いておこう。
ゲームがスタートしたら,まずは街の周りにいるNPCのモンスターを見つけ,これを倒すことに専念しよう。このモンスターはかなりの速度でリスポーンするので,ひたすら倒して自分のレベルを上げ,お金を獲得することのみに専念する。
お金が4000~5000程度貯まったら,レベルもそれなりに上がって,ヒットポイントも増えているはずだ。街の中心にある"Stronghold"に入ってキャラクターをアップグレードし,適当な飛び道具を購入,余ったお金でヒットポイント回復アイテムをそろえよう。
これで初めて,敵との戦闘体制が整ったといえる。あとは,画面左上に表示されるミニマップを見ながら,敵の街を破壊しに行こう。敵プレイヤーとの戦闘では,FPSゲームのような派手なアクションを楽しめるだろう。(Asakura)
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