憎ったらしい隣人に意地悪な仕掛けをして,日ごろの恨みを晴らしてやろう! という,日本でもたまにニュースになって失笑を買っているような出来事を題材にした本作。ようするに,ムカつく隣人の行く先々に罠を仕掛けて,見事に引っ掛けてやろうというアクションパズルゲームだ。ちなみに今回はより過激になった「2」で,前作のデモは「こちら」からダウンロードできる。
今回は副題が「On Vacation」となっており,バケーション中の隣人をわざわざ追いかけて嫌がらせをしてやろうという設定。相変わらず,どっちが真の地獄の隣人なのかは分からない。
デモ版では,チュートリアルを含む2ステージを収録。マップ上には隣人を陥れる絶好のトラップポイントと,アイテムがあちこちに隠されている。隣人の男(Neighbours From Hell)は一定のパターンでマップ上を巡回しており,主人公Woodyは彼に見つからぬよう行動しなければならない。見つかるとコテンパンにノされてしまうのだ。
プレイヤーはマップ上に隠されたアイテムを拾い,そのアイテムがピッタリ合う場所を探し出して罠を仕掛けていく。マップ上のすべての仕掛けを成功させるとステージクリアとなる。罠の数は画面上にあるコインの枚数と同じで,仕掛けが成功するとコインを1枚獲得していく。
実はこの悪趣味な行為は,すべてテレビ番組として放映されているというのが本作のシチュエーションなのである。ごく普通のパズルゲームとして,罠を一つずつ探し出して一つずつ仕掛けていくのもいい。しかし真の醍醐味は,すべての罠を一斉に仕掛けて,隣人が次から次へと引っかかっていくシーンを実現させることにある。画面右にあるバーがテレビの視聴率で,連続して仕掛けが成功するとバーがみるみる上昇していく仕組みとなっており,100%を達成させるとトロフィーが贈られるのだ。
コンセプトもゲーム性も,単純にして実に楽しいアクションゲームなので,ぜひお気軽に試してもらいたい。(Kawamura)
|