Jack the Ripper(切り裂きジャック)の事件といえば,1888年のロンドンで発生した,娼婦ばかりを狙った猟奇殺人事件。少なくとも5名がこの猟奇殺人の犠牲者となったが,結局犯人は特定できず,迷宮入りしている。
多くのミステリー小説などでもモデルとして取り上げられている切り裂きジャック事件だが,本作「Jack the Ripper」も,この事件をモチーフとしたアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは報道記者Jimmy Palmerとなって,1901年のニューヨークを舞台にこの事件とそっくりな猟奇殺人の謎に迫る。
ゲームシステムは「シベリア」や「ミスト」とほぼ同じで,移動やNPCとの会話,事件の鍵となる手紙や写真などの入手といったコマンドは,すべてマウスで行う。
デモ版では,ゲームの冒頭部分から,事件の重要人物に会うまでをプレイ可能だ。画面の雰囲気や要所で流れるBGMはかなり凝っており,部屋を暗くしてヘッドホンで遊ぶなどしてみれば,臨場感あふれるプレイが楽しめるだろう。ちなみに付属のドキュメントファイルに書かれているWalkthrough(ヒント)を見れば,10分程度で終わりまで進めることができる。気楽に遊んでみてほしい。
また,字幕(もちろん英語だが)も用意されているので,ゲーム中の英語が聞き取れない人は,タイトルメニュー右の「subtitle」から遊んでみることをお勧めする。
なお,日本語版はエムスリイエンタテインメントから発売が予定されている。日本語で遊びたい人は,こちらの情報を待とう。(Seirou)
Copyright 2004 Dreamcatcher Interactive

|