Indiana Jones and the Emperor's Tomb(LucasArts)

 ハリソン・フォード主演,スティーブン・スピルバーグ監督,ジョージ・ルーカス製作総指揮という超豪華スタッフが手がける娯楽大作映画「インディ・ジョーンズ」シリーズ。大学教授で考古学者のジョーンズ博士が,秘宝をめぐって世界中を冒険するというアクション映画の金字塔だ。劇場版は3作まで制作され,近年とうとう4作めが(今度こそ本当に!?)作られるという噂もある本作。
 「インディ・ジョーンズ」は,過去に何度かゲーム化されたことがある。劇場版の第3作をそのままゲーム化したもののほか,もともと劇場用に作られた幻の脚本を使用したオリジナルストーリーの作品も存在する。このたびLucasArtsから発売される「Indiana Jones and the Emperor's Tomb」も,オリジナル脚本の3Dアクション。豪華に演出されたゲーム内では,映画を髣髴とさせるアクションとストーリーが展開される。

 今回のインディ博士は1935年のアジアを舞台に,秦の始皇帝の墓に眠る「龍の心臓」(The Heart of Dragon) と呼ばれる真珠を,ドイツ帝国の影がちらつく地下組織から守るために戦うことになる(詳細は「こちら」をどうぞ)。
 ゲームはインディを操作して,遺跡や建物など立体メイズと化したステージを踏破していくアクションアドベンチャー。コンシューマ機からの移植である本作品は,とくに戦闘に重点が置かれているようだ。
 拳での殴り合いだけでも多数のモーションが用意されているほか,トレードマークのムチに銃の類,椅子やテーブルの足まで実にさまざまな武器が登場する。基本的には三人称視点だが,銃を扱うときは一人称視点に切り替えて精密な射撃を行うことも可能だ。

 デモ版では3ステージが収録されている。最初は遺跡風のチュートリアルステージで,一通りの基本操作を学べる。二つめのステージは香港の屋内での大乱闘,三つめのステージはロープウェイに設置された機関銃で飛来する戦闘機を撃ち落とすという内容だ。いずれもストーリー的に一部始終を収めているわけではないようで,エピソードの途中で突然終わるといった形になっている。噂の香港ヒロインも,遠くから眺めることしかできない模様。
 今回の「Emperor's Tomb」は,同じくフル3Dで開発された前作「Indiana Jones and the Infernal Machine」よりは,品質的にも技術的にもよほどゲームとして完成されている。しかしカメラワークや操作系統の洗練性などでかなり疑問点が残り,まだまだ「トゥームレイダー」には一歩譲るようだ。今後も積極的にゲーム化を続けてもらい,いずれは映画を超えるエピソードの登場に期待したい。


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