恐らくは世界最強のヒットマン"コードネーム47"となって,さまざまな暗殺ミッションに挑む一人称/三人称視点アクション「Hitman」シリーズ。この春には第3弾となる「Hitman:Contracts」が登場する予定だが,一足お先に待望のデモ版がリリースされた。
第3作ではエンジンを一新するとのことで,グラフィックスは何やら最新技術をふんだんに使い込んでいるようではあるものの,ゲームの根幹部分はほとんど変更を加えていないようで,プレイ感覚は従来のヒットマンそのもの。
ちなみにグラフィックスに関しては,同系のライバルと目される「スプリンターセル」を意識したのだろうか。光源を断つ戦術などの要素を強めてはいるものの,影生成なども甘く,全体的にスプリンターセルほどの完成度には至っていないようだ。そのへんはあまり期待せず,純粋に今までのヒットマンシリーズとして楽しんだほうが良さそう。
デモ版では"The Bjarkhov Bomb"という1ミッションを収録している。たった1ミッションとはいえ,これでもかというほどのボリュームだ。任務内容は二人の要人を暗殺して,さらに潜水艦の内部で行われている爆弾の製造を阻止(破壊)するというもの。
ミッションはあいかわらず,徹底したスニークアクションとしても殺しまくりのシューティングとしても遊べる作りとなっている。無駄な殺しは極力避けるのが高評価につながるわけだが,最初は豪快に殺戮しながら遊んでみるのがいいだろう。慣れてきたら,本腰を入れて"サイレントアサシン"を目指してみよう。(Kawamura)
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