47種類ものお化け達を操って,人々を恐がらせようという異色の3Dホラー(?)ゲーム「ゴーストマスター 日本語版」。チェコ語版,英語版のデモに続いて,ようやく日本語版のデモも登場した。
各ステージの館に暮らす住人を,ゴースト達の特殊能力を駆使して怖がらせ,人間達を思うように動かすのが本作の目的。ゴーストにはさまざまな種類があり,部屋の物を宙に浮かせる能力を持ったものや電化製品を誤動作させるもの,地震を起こすものなど能力はバラバラ。館の構成や住人の苦手とする現象に合わせて,数体のゴーストを選択してステージに挑む。
ゴーストの姿は人間達には見えないので,ただ召喚しただけでは誰も恐がらない。そこで彼らの特殊能力の出番となる。だが能力を使用するにはパワーが必要で(画面左上にバーで表示される),最初はごく少量しか与えられていない。
このパワーは,人間達を恐がらせることで徐々に蓄えられていく。最初は小さな霊現象で少しずつ恐がらせてパワーを稼ぎ,最後は強力な特殊能力を使用して家中をメチャクチャにし,住人達を恐怖のドン底に陥れてやるのだ。
デモ版では"怪奇調書101"ステージが遊べる。最初にボイスと連動した親切丁寧なチュートリアルが始まるが,ウザイと思ったらメニューから"オプション"→"ゲーム"でチュートリアルのボックスからチェックを外そう。これで自由にゲームが楽しめる。
怪奇調書101は,7人の女性を追い出すのが目的。就寝前の時間帯らしく,バスタオル姿だったりパジャマだったりと,なかなかキワドい格好を披露してくれる。優れたAIで活動する彼女達の挙動は,まさに見どころの一つだ。
6種類のゴーストが与えられ,4体までを選択可能。最初のゴースト選択画面で"おまかせ"ボタンを押せば,お勧めのゴースト達が自動で選ばれる。残り2体はかなり特殊なので,最初は素直にお勧めゴーストで挑めば問題ない。
まずは彼女達の行動パターンを観察し,どのあたりにゴーストを配置するのが効果的か計画を練ろう。基本的に彼女達は恐がりなので,さほど頭をヒネる必要はなさそうだ。
1階のバスルームの前に,捕らわれている幽霊"ウェザーウィッチ"がいる。彼女をなんとか解放すれば,新たな仲間として使用可能になる。ヒントはすぐ近くにあるラジカセ。
ゲーム内容も見た目も,非常に楽しい本作品。一度クリアしたあとも,いろいろなゴーストの特殊能力を試しつつ何度も遊んでみよう。(Kawamura)
Ghost Master (c) 2003 Empire Interactive Europe Ltd. Game concept and creation by Sick Puppies, a studio of Empire Interactive Europe Limited. Ghost Master and Empire are registered trademarks, and the E logo is a trademark of Empire Interactive Europe Ltd. All rights reserved.
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