スターランサー(メディアクエスト)
 22世紀の太陽系を舞台としたスペースフライトシミュレーター。宇宙へその活動圏を広げた人類は,東側連合軍(ロシアなど)と西側同盟軍(アメリカ,日本など)の二つの陣営に分かれて対立を深めていた。20世紀の紛争史をモチーフにした世界観が特徴的で,登場する艦船の所属は,アメリカ,日本,フランスなど聞き慣れたもの。
 プレイヤーは,劣勢に苦しむ西側同盟軍に新たに新設される飛行部隊「第45義勇飛行隊」の一員として,苛烈極まる激しい戦火の中に身を投じていくことになる。
 ゲームシステムは,かつて一世を風靡した人気作「Wing Commanderシリーズ」のそれを踏襲したもの。Wing Commanderの産みの親であるクリス・ロバーツがこの作品の製作総指揮を担当しているのも,見逃せない点だ。

 日本語版デモ(左の画面)では本編部分がプレイできず,代わりに訓練モードのように敵機を倒していくミッションがプレイできる。実戦に出る前の予行練習といったところだろう。
 操作キーが多く,一見複雑そうな印象を受けるかもしれないが,頻繁に使うキーは限られているので,実際にはそれほど難しい操作は要求されない。まずは「最も近い敵目標を選択」を重点的に使うようにすれば,敵機の把握なども簡単にできるようになるはずだ。しかしこの日本語体験版は,いささか出来が地味なのが残念。製品のダイナミックさを伝えきれてないように思う。

 一方英語版デモ(左の画面)では,ゲーム本編に登場する日本国籍の宇宙母艦「ヤマト」と,そこに所属する飛行部隊である「ローニン隊」を扱った専用のミッションをプレイできる。この体験版には,味方の艦隊から敵の艦隊,果ては小惑星基地までも登場し,ゲーム本編の面白さを伝えるための要素がいかんなく盛り込まれている。
 ミッション自体はさほど長くはないものの,ドッグファイトから対戦艦戦,さらには魚雷迎撃の任務まであり,製品版で展開される演出の素晴らしさの鱗片を感じる取ることができるはずだ。この「映画の中にいるような」雰囲気を,勇壮なBGMと共にぜひ味わってみてほしい。"デモ版はかくあるべき"というお手本のようなものだ。これを見れば製品が欲しくなること請け合い。製品にはないミッションをプレイするので,製品を持っているとしてもダウンロードしてみてもいいだろう。それほどまでにお勧めだ。

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キー操作

コックピット視点 1
左舷視点 2
右舷視点 3
後方視点 4
フライバイ・カメラ 5
ターゲット・カメラ 6
機外カメラ 7
ミサイル・カメラ 8
次の敵目標を選択 E
前の敵目標を選択 Shift+E
次の友軍目標を選択 Q(Joystickのボタン5)
前の友軍目標を選択 Shift+Q
次の副目標を選択 S
前の副目標を選択 Shift+S
レティクル上の物体を選択 Y
最も近い敵目標を選択 R(Joystickのボタン3)
最も近い友軍艦艇を選択 W
スマート・ターゲッティング・システム Ctrl+E
ミッションの種目表を選択 A
アフターバーナー点火 Tabキー(Joystickのボタン2)
アフターバーナー点火/解除 Backspaceキー
ジャンプ・ドライブ J
目標との速度調節 Z
加速/減速 ^/-
スロットル全閉 0
右/左ロール PageUpキー/Homeキー
機首を上げる/下げる ↓/↑
機首を左に/右に ←/→
機首方向を変えずに左に/右に移動 Endキー(Joystickのボタン7)/PageDownキー(Joystickのボタン4)
機内兵器の発射 Spaceバー(Joystickのボタン0)
フル・ガン・モード F
兵装ディスプレイ/固定表示 G/Shift+G
同時発射・連続発射モード Ctrl+G
ミサイル発射 Enterキー(Joystickのボタン1)
ミサイル・ディスプレイ M
ミサイルを右に/左にサイクル選択 ./,
通信システム・ディスプレイ C
出力配分ディスプレイ/固定表示 P/Shift+P
兵装システムに全出力 U
エンジン・システム/シールド・システムに全出力 I/O
出力を均等配分 [
ミッションゴール・ディスプレイ B
編隊状態ディスプレイ/固定表示 X/Shift+X
ダメージ・ディスプレイ/固定表示 D/Shift+D
レーダー・レンジの変更 V
シールド出力の前/後配分 N
デコイの放出 H(Joystickのボタン6)
脱出 F12
電子対策の作動 L
「俺の目標を攻撃しろ」 F5
「どいてろ,俺の獲物だ」 F6
「助けてくれ」 F7
着艦許可要請 F8
OFFICIAL SITE
http://www.mediaquest.co.jp/hot2/star_l_c.html
日本語版デモ (84.26MB)
英語版デモ(72MB)
DOWNLOAD
日本語版デモ
英語版デモ