スプリンターセル[英](ユービーアイソフト)

 これまで「Rainbow Six」シリーズや「Ghost Recon」シリーズなどのタクティカルFPSを手掛けてきた,軍事スリラー作家トム・クランシー。両シリーズ共に,忠実に再現された銃器や特殊部隊経験者からキャプチャーしたキャラクターの動き,そしてなにより,"現実にありそうな"シチュエーションや背景がウリであった。
 「スプリンターセル」は,そんな両シリーズとは一線を画したタイトルだ。本作は,元々Xboxなどのコンシューマ機での発売を目指して開発されたもので,シューティングよりも"物陰に身を隠す","ロープづたいに屋根に飛び移る"といったアクション性を前面に押し出した作品となっている。
 今回リリースされたデモ版は,以前「こちら」で紹介したものに続く第二弾。ただしストーリーの流れは前後していて,本デモ版は前デモ版の手前までがプレイできる。

 さすがに欧米での製品版発売直前のリリースとあって,本デモ版は,"アッという間に終わってしまう"第一弾とは打って変わって,内容は濃く難度も高め,そしてボリュームもある。
 物語の舞台はグルジア共和国のトリビシ。プレイヤー扮する主人公Sam Fisherは,警察署への潜入を試み,機密情報を含んだブラックボックスの回収などのオブジェクティブをこなすことになる。

 前回のデモ版よりもさらにシューティング部分が削られた感のある本デモ版では,ロックピックを使った開錠や,額縁の裏に隠された連絡用コンピュータの探索など,より隠密行動に徹したプレイが楽しめる。ただし,前述したように難度は高め。というのも,建物への侵入経路などは,すべてプレイヤー自身が"勘"(鼻?)を頼りに発見する必要があるのだ。複雑に入り組んだ地形を分析し,「よし,ここは登れる!」といった感じ。このあたりは本作の特徴ともいえ,ある意味アドベンチャーゲーム的な要素があるといっていいだろう。手強い謎解きを望む上級プレイヤーにとっては,実にやり応えのあるミッションが揃っているのだ。

 本デモ版では,潜入を主とした「Police Station」,割とシューティングシーンが多い「Kalinatek」という二つのミッションが楽しめる。ナイトビジョンを使って暗闇の中を索敵したり,ほぼ「1ヒット1キル」の射撃を楽しんだりと,盛りだくさんの内容で送る本デモ版。キー操作体系は,前回のデモ版よりもさらに製品版に近い形が採られているので,製品版購入を考えている人は,とりあえずプレイしておくことをお勧めする。(Gueed)

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