スプリンターセル [英] (ユービーアイ ソフト)

 トム・クランシー監修の戦術的FPSシリーズ最新作「Splinter Cell」。過去の代表作といえば「Rainbow Six」と「Ghost Recon」が有名だが,「Splinter Cell」はどちらともまるで似てない異色作といえる。もともとコンシューマ機用に開発されたゲームだけあって,主人公をチームではなく1名に絞ることでアクション性を豊かに作り上げているのだ。プレイ感覚にも,どこかコンシューマチックな部分が感じられる。

 プレイヤーは特殊工作員のSam Fisherに扮して,困難な隠密任務に挑む。敵から身を隠すことを基本としたスニーク系のゲームだ。これまでのトム・クランシー監修モノというと,ジャンプすらさせないほどのリアリズム(?)にこだわっていたが,「Splinter Cell」の見所は一転して豊富なアクションの数々。壁に背を貼り付けて通路を覗き込んだまま銃を使う。ジャンプして天井のパイプにぶら下がり,この状態からも銃を使える。飛び降りざまに敵へ襲い掛かる攻撃オプションもある。素早く敵の身柄を捕らえて頭に銃を突きつけ,人質にしたり脅して情報を聞き出すという手も使える。また画面の情報パネルの中には,体力や銃の残弾などに加えて光量のメーターがある。もちろん暗い場所ほど隠密活動には有利なので,積極的に暗闇を作り出すのも戦術の一つだ。軍事系というよりは,完全にスパイ系のFPS作品である。

 デモ版に収録されているのは情報収集ミッション。旧ソ連グルジア共和国の首都トビリシ。行方不明のエージェントと接触するため,ある建物に潜入する。使用可能な武器は5.7mmのサプレッサー付きハンドガンのみ。建物内では制服のガードマンが銃を携帯して警備しているほか,殺傷が許されていない民間人もいる。敵に発見されると警報を鳴らされ,何度も鳴らされるとそれだけでミッション失敗となるので最も注意しなければならない。解剖室などに設置されている監視カメラにも注意したい。
 実際の任務は,エージェントの消息を探すことと,いくつかのコンピュータを操作すること。任務が完了したら脱出しよう。Disposable Pickはロックされたドアをこじ開け,Optic Cableは扉の中の様子を覗き見るアイテム。ダメージを回復できるMedical Kitは,ところどころに設置されているので拾っておきたい。(Kawamura)

キー操作

  • 前進 / 後退 W / S
  • 左移動 / 右移動 A / D
  • しゃがむ C
  • 壁を背にする Q
  • カメラ中央 X
  • リロード R
  • ナイトビジョン 2
  • サーマルビジョン 3
  • プライマリ攻撃 マウス左ボタン
  • セカンダリ攻撃 マウス右ボタン
  • 銃を構える E / マウス中央ボタン
  • ジャンプ Shiftキー
  • インベントリー Ctrlキー
  • アクション Spaceバー
  • メニュー Escキー
  • ポーズ Pause Breakキー
  • クイックセーブ / ロード F5 / F8キー
公式サイト 100MB
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