式神の城 EX（メディアクエスト）
「式神の城」といえば，アーケードで人気を博しXboxやPSなどのコンシューマ機へも移植された縦スクロールのシューティングゲーム。コンシューマ機への移植時にプラクティスモードやリプレイモード，イラストギャラリーモードなどが追加され，PC版では，さらにI.Rモード（インターネットランキングモード）なども追加され，さらに人気が加速しそうなタイトルだ。
物語の舞台は，2005年7月の近未来の荒れ果てた東京。"被害者は全員女性"という謎の連続猟奇殺人事件が発生し，事態を重く見た警視庁がこの事件を特定犯罪第568号に認定。オカルト性を持ったこの事件の解決のため，その方面の有力者に調査を依頼する――，というストーリーラインだ。
登場人物は，"怪鳥ヤタ"や"ザサエさん"などの式神を操って敵と戦う見るからに"ソッチ系"の変わりダネ揃いで，巫女や学ランなどの衣装に身を包んだ和風テイスト溢れるキャラばかり。しかし，ゲームの方は通常攻撃/式神攻撃/特殊攻撃（いわゆるボム）などのシューティングの基本的な要素から，ちょっと変わった得点システムTBS（テンション ボーナス システム：敵や弾に近づけば近づくほど，得点倍率が増加する）なども盛り込まれており，やはりスコアラーな人にはたまらないゲーム性を持っている。
ゲームの前半は，敵弾数も少ないので気持ちよく"弾避け"が堪能できるが，時間が経つと，インフレゲームらしい（？）大量の敵弾と出現コインで画面は埋め尽くされてしまう。式神攻撃や特殊攻撃の使いどころを計算するなど，ある程度"憶えゲー"の要素もあるようだ。
本デモ版では，玖珂光太郎（くが こうたろう），結城小夜（ゆうき さよ）のどちらかを選択し，プラクティスモードで，1−1，2−1のステージが楽しめる。デモ版ながらも，モニター横置きモード（アーケードに近いプレイができる）や，移植版特有のレイアウト"オリジナルレイアウトモード"なども選択可能になっているので，ぜひ試してみてほしい。5段階の難易度設定が可能なので，シューティング初心者でも問題なくプレイできるぞ。
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