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ハンドレッド ソード」は,数少ない和製のRTS(リアルタイムストラテジーゲーム)として,セガから発売される作品だ。プレイした人もいるかもしれないが,ドリームキャストで発売された作品のPC版。2001年2月のドリキャス発売からさほど間をおかずに発売されるわけだ。
純国産ファンタジー的な世界観で,お約束の「剣と魔法」のほかにも飛行艇のような兵器ユニットもいくつか登場。また,国産らしく(?)キャラクターの設定がしっかりしていて,コンシューマ機で人気を博したオウガバトルシリーズのような雰囲気も持ち合わせている。
洋ゲーの数々のRTSに比べると操作やシステムがかなりスリム化されている。RTSを遊んではみたいけど,洋ゲーの持つ忙しさと殺伐さがちょっとなぁ……というプレイヤーでも,そう迷うことなくゲームを進めることができるのはさすがコンシューマ出身。
ドリキャスからの移植といえ,SegaGTのような残念な意味での"完全移植"ではなく,製品版では「マウス対応」「漢字でのチャット」「3モードの視点固定」「プラクティスモード」「4人までのインターネット/LAN対戦」などの改善点もある(前者二つは当たり前だが)。
セガは,この作品をネットワーク"大戦"ゲームと謳っている。"大戦"という言葉を使うだけあって,戦闘時に山ほどのキャラクター達でごった返すさまは結構見物。なおこの体験版では,初級用ミッション二つをプレイすることができる。本体験版はマルチに対応していないが,追って登場する"体験版用パッチ"で可能になるので期待。
ネットワーク対応版
今回追加されたのは,4人までが同時に遊ぶことが可能な「Network mode」。マップは「教練場」「王座の岩床」の2種類が選択することができ,陣営は「ナルアヴァル」が使用可能となっている。
このゲームではTCP/IPを使ったマルチプレイゲームをサポートしており,ゲームに参加するためには主催者のIPアドレスを知る必要がある。IRCやICQなどを利用して,相手のIPアドレスを確認しておくようにしよう。
ネット対戦をするまでの手順は以下の通りとなっている。
<<参加する場合>>
※ゲーム名またはIPアドレスを,ICQ/IRCなどでホスト役の人から聞いておく必要があります
- メニューから「Network mode」を選んでハンドルネームの決定
- 「検索」でホストのIPアドレスを入力して参加ゲームの決定
LANで行う場合,IPアドレスを入力せずにEnterキーでゲームを探してくれる
- 参加すると,ゲーム設定画面になる(本体験版では設定の変更はできない)。ここで全員が揃うのを待って,揃ったら対戦開始!
<<ホストとなる場合>>
>※ゲーム名またはIPアドレスを,ICQ/IRCなどで対戦相手に教える必要があります
- メニューから「Network mode」を選んでハンドルネームの決定
- 「作成」で"ゲーム"の名前を入れる(例:「まずは一戦!」)
- 続いて「GAME SETTING」ウィンドウが表示されるので,(必要ならば)パスワードを入れ,最大プレイヤー人数を指定する
- すると,ゲーム設定画面になる(本体験版では設定の変更はできない)。ここで待っていれば,左下にメンバーが参加してくるので,揃ったら「対戦開始」を押す
C SEGA CORPORATION / Smilebit, Corp, 2001
キー操作
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- 兵士の単体選択 Shiftキー+左クリック
- 同兵科の兵士を選択 Ctrlキー+左クリック
- 部隊選択 マウス左クリック。または画面右の部隊アイコンにカーソルを合わせて左クリック
- 移動指定 カーソルを目的地に合わせて右クリック
- 攻撃指定 カーソルをターゲットに合わせて右クリック
- 中継地点設定 (部隊を選択中に)Shiftキー+右クリック
- 兵舎の建築 部隊を選択中に,画面右上の建築→兵舎建築メニューを左クリック
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- 資源の採掘 部隊を選択中に,資源地帯にカーソルを合わせて右クリック
- 兵舎の強化 リーダー駐留中の兵舎を選択し,画面右上の兵舎強化→※強化の種類メニューを左クリック
- カメラの回転
- テンキーの4/6
- カメラの高さ切り換え PageUp/PageDown
- 本陣選択 H
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