日本製アニメにかなりの影響を受けているであろう,ロボットアクション・シューティングゲームが,この「GunMetal」だ。実は昔からあるプロダクツで,本サイト「こちら」にはプレビュー記事もあるので併せてどうぞ。
本作の特徴は,プレイヤーが操るロボットが戦闘機へと変形可能なことだ。戦闘機へと機体を変形することで,ロボットアクション・シューティングゲームから一転,SFコンバットフライトゲームへと雰囲気がチェンジする。
グラフィックスも大変美しく,太陽の光や空の色,爆発炎上する敵機などがとても美しい。グラフィックス記述言語「Cg」を使って作られたゲームなので,NVIDIAでの配布となっているのだろうか(Cgについては「こちら」を参照)。モーションブラー(スピード感を出すブレた表現)など,見どころは多い。
またDirect X9のフィーチャーもサポートしているので(とはいえ9必須ではない),爆発の閃光など画面もかなり美しい。なお,ロボットアクション&コンバットフライトと聞くと,操作が複雑ではないかと思われるだろうが,Xboxで発売されているだけあり,数個のキーを操作するだけとかなり簡単なので安心してほしい。
本デモ版では,ローリングデモという,ゲーム中の画面をただ見ているだけのデモと,シングルミッションを一つプレイできる。このミッションでは,まず最初に敵の攻撃を受けている基地から敵を排除し,次に少し離れたところにある補給基地に行ってミサイルを補給し,敵襲を受けている農場を防衛するというのが任務だ。画面上部のレーダーに敵は赤い×で表示されるのですぐに分かるだろう。
基地防衛では敵の地上部隊と,農場の防衛では航空部隊との戦闘がそれぞれ楽しめる。とにかく撃ちまくりのミッションとなっているので,ロボットが出てくるアクションやシューティングゲームが好きならば,お勧めできるデモ版だ。
なお,筆者の環境(Windows 2000,GeForce4 MX)では,オプション画面やブリーフィング画面での文字化けと,ゲーム中の音声が何回も繰り返されるという不具合が発生したが,ゲームプレイ自体にはまったく支障はなかったことを付け加えておこう。(Asakura)
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