「Deadly Dozen 2：Pacific Theater」(Infograms)
第二次世界大戦をテーマにした一人称/三人称視点シューティング「Deadly Dozen」。4人一組のチーム行動による，単なるシューティングに留まらない多彩なミッションがウリのリアル系ミリタリーアクションである。その「Deadly Dozen」に続編が登場した。
「Deadly Dozen 2：Pacific Theater」は，1942年の太平洋が舞台。この舞台設定からも分かる通り，今度の相手は日本軍。アメリカの精鋭部隊を率いて，太平洋の激戦区となった数々の島拠点で特殊任務に挑む史実をモチーフにしたシナリオが多数収録されている。熱帯雨林のジャングルが主な戦場となるのだが，風に揺れる草木(1本ずつ個別に揺れているように見える! )の自然な美しさに目を奪われる。前作ではちょっぴり堅苦しかった兵士のモーションも改善され，ゲームとしての完成度もかなり高くなっているようだ。ほかにも今回はマルチプレイや車両を運転して移動するなどの新要素もフィーチャーされており，いよいよ大作の仲間入りを果たしそうな予感。
デモ版では，ラバウルの軍港を襲撃するキャンペーン用のステージが収録されている。日本軍に奪われたアメリカ軍のガンボートを取り戻すのが目的だ。M1ガーランドやトンプソンといったお馴染みの銃器に加えて，ロケットランチャーや火炎放射器など強力な兵器も使用可能だ。さらに殺傷した敵兵が落とす日本の銃器も，奪って使用することができる。
待望のマルチプレイでは，デスマッチやチームデスマッチのほか，多彩なゲームモードを収録。4名の兵士を最大4人のプレイヤーが担当する協力プレイも楽しめる。ドイツ兵がうろつくヨーロッパの農村部とはまた違った恐怖が漂う，太平洋の島々での戦闘を楽しんでもらいたい。
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