ディヴァイン・ディヴィニティ［英］（ゲームビレッジ）
Divine Divinityは，Sudden StrikeやCossaksなどで有名なドイツのソフトメーカー，CDV Software Entertainment AGが手掛けるアクションRPG。斜め上方から見下ろすカメラアングルや，操作感，2Dで細部まで描き込まれたグラフィックスの雰囲気は，Diablloシリーズを思い浮かべるとイメージしやすいだろう。オーソドックスな作りにはなっているが，いい意味でファンタジーらしい，練られたバックグラウンドとゲームの進行にまで影響を与える高いストーリー性が魅力の一本だ。
主人公となるプレイヤーキャラクターには，あらかじめWarrior（肉弾戦重視），Wizard（スペル重視），Survivor（隠密行動重視）など，計3種類のクラス（テクスチャは6種類）が用意されており，全部で96個にのぼるスキルから気に入ったものを習得させていくことで，キャラクターの個性付けを行うことになる。各クラスごとに習得できるスキルには制限があり，WizardはSummoning（召喚）なども行えるという，今となってはオーソドックスなスキルシステムだ。
ゲームの進行は，マップ上に点在するNPCと会話をすることでクエストを発生させて行う。ここで注目したいのが，NPCとの会話だ。本作のNPCは，話し掛けると一方的に話出すのではなく，「1. 相手の帽子を褒める」，「2. 今いる場所についてたずねる」などの選択を要求してくる。しかも，その選択の仕方によって，パーティ（厳密にはパーティではないが）に加わってきたり，追加情報を出してくれたりもするのだ。また，家屋への出入りの際には，NPC同士が織りなすストーリーの一部が，「一方そのころ……」といった具合で表示され，キャラクターのコミカルな動きや，プレイヤーと異なる場所で発生するイベントが見られるようにもなっている。
デモ版では，Warriorのみが選択可能になっており，オープニングムービーを含めた序盤のクエストがプレイ可能。ミニマップの表示機能などのインタフェースキチンと塔載しており，この手のゲーム初心者でも安心だ（難易度は，3モードから選択）。遭遇したモンスターのカタログも自動的に保存されていたりと，プレイヤーを飽きさせない演出もなされているぞ。
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