メディアクエスト,期待のFPS「ファークライ」日本語版発売を発表 - 2004/02/20 23:12


 本日(2月6日)メディアクエストは,世界的な話題作「ファークライ」(原題:FarCry)の日本語版を2004年4月に発売すると発表した。

 本作の情報を追っていたファンは「おお,メディアクエストが」といった感じだろうか?(編集部の反応はそんな感じだった)。まぁなにはともあれ,製品の概要を以下に記載しておこう。

■ファークライ(原題:FarCry)
発売日:2004年4月
価格:未定
動作環境:
 対応OS:Windows 98SE/2000/XP,CPU:Pentium III/1GHz以上,メモリ:256MB以上,HDDの空き容量:4GB以上,ビデオ:64MB以上のメモリを搭載したもの,DirectX 9.0b以上

 さて,今回メディアクエストが日本国内での販売権を得たことにも驚かないという,ゲームそのものを知らない人のために,一応「ファークライ」そのものの説明をしておく。

 ファークライは,DirectX 9対応の美麗なグラフィックスと,最大視界範囲が2km四方というエピックスケールの舞台をもつFPS作品の話題作。2003年のECTSでBEST PC GAMEを受賞したという経緯もあり,「こちら」のデモ版などは,496MBというビッグサイズにも関わらず,当サイトのサーバーをヒィヒィいわせるほどのダウンロード数を記録した。「DOOM3」や「Half-Life2」などの"超"大作がこぞって発売延期をしてFPS業界をしらけさせているなか,唯一"大作級"として姿を見せた作品なのだ。

 美しい密林や海などの水の表現,また光や陰の表現は「まぁDirectX 9だなぁ」という感じだが,本作が話題となった理由は,本作の搭載する物理処理エンジン「Cryエンジン」によるところが大きいかもしれない。
 「Cryエンジン」は,エンジン単体でも"商売になる"ほど,性能や開発面での使い勝手のいいエンジン。それを搭載した本作では,登場するすべてのオブジェクトが現実とまったく同じ挙動で相互干渉し,砕けたり落ちたり転がったりという反応を見せてくれる。
 またその恩恵は,本作に同梱するエディットツールにもあり,Cryエンジンの豊富なカスタマイズ機能により,ユーザー好みのミッションやマップが簡単に,しかもハイクオリティに作成できるというメリットもあるのだ。

 そんなこんなで今回発売されるのは,メディアクエストお得意の日本語版だ。音声は英語で日本語字幕付き,またメニュー周りが全て日本語化される。
 ちょっと関係ないが,「CALL OF DUTY」といい本作といい,メディアクエストの目利きや,短期間で海外作品をもってくる姿勢は,FPSプレイヤーにとっては喜ばしいことだし,評価に値する。願わくばファークライでも,パッチなどをうまく本家と折衝して,最速のタイミングでリリースしてほしいものだ。

 今回の第一報では,現在ローカライズ真っ最中の本作の日本語版Screenshots(といっても,日本語が見られるのは数枚だが)を入手したので,本記事といっしょに掲載しておく。ファンはぜひシゲシゲと見ておこう。
 まだ発売までは時間があるが,「こちら」のデモ版で遊びつつ,楽しみにしておいてほしい。(Gueed)

「ファークライ」の当サイト内の特設ページは,「こちら」

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