「SealOnline」発表会で日本での運営スケジュール発表 - 2003/12/10 20:25


 本日(2003年12月10日),東京虎ノ門パストラルにて,次世代MMORPGの大本命「SealOnline」(シールオンライン)「グランドオープン発表会」が開催された。
 グリゴンエンターテイメントが今年新たに世に送り出した最新作「SealOnline」。韓国では2003年7月よりβテストを開始し,11月には「韓国情報通信部将官賞」,そして12月には「2003デジタルコンテンツ部門 大統領賞」を受賞。βテスト開始からわずか5か月で110万人の登録者数を獲得し,来年1月までには150万人を見込んでいるという。
 NTTフレッツが,これまで日本国内におけるクローズβ枠を独占していた理由も,本作の持つ巨大なポテンシャルにほかならない(ハンパなタイトルを独占するほど甘い企業ではないだろう)。
 ゲームの詳しい紹介はこのあとの記事に譲るとして(急ぐ人は「こちら」の過去記事参照),まずは発表会についてと,一番肝心なスケジュールについてお伝えしよう。

 これまでNTT東日本・西日本のフレッツユーザー限定という形で日本語版クローズβが実施されてきたためか,「SealOnline」の日本国内での認知度は微妙なものだったと言わざるを得ない(NTTフレッツの普及率を侮っているわけではないので悪しからず)。
 しかし本日の発表会の場において,日本国民全員を対象とした「SealOnline」日本語版のオープンβを実施する旨と日取りが,ついに発表されたのである。これが「グランドオープン」の意味である。

 開発元であるグリゴンエンターテイメントの趙秉奎氏は,挨拶の中で「SealOnline」について「ラグナロクオンラインを超える作品」と語った。日本でも圧倒的人気を誇る「ラグナロクオンライン」のプレイヤーや,そのほか全MMORPGプレイヤーにとって,これこそまさに一番聞きたかった部分だろう。まぁ開発した人が「超えられませんでした」と言うわけもないのだが,確かに大きく進化しているのが見て取れる。

 「SealOnline」を日本にて運営するのは,誰もがご存知のポータルサイト「エキサイト」のエキサイト株式会社と,オンラインゲームのサービス提供を業務とする新鋭企業GBM
 エキサイトは,すでにMMORPG「プリストンテール」の運営を行っている。そのエキサイトの代表取締役社長である山村幸広氏は,自らが何度も韓国に足を運んで,さまざまな新作MMORPGを厳しい目で見てきたという。その山村氏が,日本の今後のMMORPG市場にぶつける価値のある次世代タイトルは「リネージュ2とSealOnlineだけ」と断言。「SealOnline」の魅力にいかに自信を持っているかが伺えた。
 山村氏はさらに「2004年は日本でのオンラインゲーム産業も600億円を超える市場となることが予想されているが,その市場をSealOnlineがリードする」と,力強い口調で今後の方針を発表。今後は本作に相当な覚悟とエネルギーを費やしてサービス提供していくようだ。

 発表会ではさらに,本作のムービーなどを上映してゲームの魅力を伝えてくれたが,それらの魅力についてはまたのちほど。
 ちなみに,ムービーの中には韓国で放映されているテレビCMも含まれていた。MMORPGのテレビCMというだけでも日本では珍しいが,なんとコマーシャル中にはゲーム画面が出てこないという大胆な作り。オンラインゲームというものの認知度の差について,日本人としてちょいと悲しくなる瞬間であった。

 それでは取り急ぎ,本日発表されたスケジュールをお伝えしよう。日本国内でのオープンβの開始日は2003年12月23日。正式サービス開始予定は2004年春,料金は未定。
 そしてオープンβ参加申し込みは,本日(2003年12月10日)の19時より公式サイト「こちら」で受け付けている。現在はテスター希望者が殺到しているらしく大変つながりにくくなっているようだが,forGamer読者もぜひ負けずに殺到していただきたい。(Kawamura)

※2003年12月19日,記事内容を一部修正いたしました。

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