「銀河英雄伝説VII」発表会開催! - 2003/09/24 22:26

 2003年9月24日に行われたプレス向けの「銀河英雄伝説VII」の発表会では,ゲーム市場の話なども行われたが……正直ビジネス的な部分が多かったので,それは割愛するとして,ここでは「銀河英雄伝説VII」のゲーム内容に絞って紹介していこう。

 今回の発表では,これまでの漠然とした内容と違って具体的な紹介が行われた。「銀河英雄伝説VII」は,シリーズでも一番人気のあったIVをベースに2000人同時プレイが可能なMMOSLGとなる。ゲームは大きく分けて,人事や部隊編成を行う戦略シーンと艦隊を操作して敵艦隊と戦う戦術シーンの,二つのパートが用意されている。残念なことに今回は戦術シーンのみの紹介だったが,漆黒の銀河をバックにビーム砲が飛び交い,3Dモデルの艦隊が砲撃を行う様子は圧巻だった。
 また,これまでのシリーズでは星系ごとに戦場が用意されていたが,VIIでは宇宙空間を丸ごと再現しているらしい。広大な宇宙空間を舞台に,2000人ものプレイヤーが激突するかと思うとワクワクせずにはいられない。ゲームを見たところZ軸の移動はないのが残念な気もしたが,あまりにも広大な3D空間をリアルに作っても,敵が見つからないこともあり得るわけで,実際には2Dマップでキャラクターは3Dというのが,ちょうどいいのかもしれない。
 ちなみに,オーディンやハイネセンといった首都星が陥ちると,ゲームは終了となってしまうとのこと。ゲームこそ終了となるが,戦果に応じて獲得したプレイヤーのポイント(?)を持ち越すことが可能で,次のゲームでは所有しているポイントによって,より上級の立場でゲームをスタートできるそうだ。MMOでありながら一つの世界で延々とプレイをするのではなく,何度もゲームが開催される点が,なかなかに珍しい。また詳しいことは不明だが,ゲーム終了後にはちょっとした演出もあるらしい。対戦の結果を反映した年表などが表示されるのだろうか?

 一通りの発表会が終わった後に,ボーステックのスタッフを捕まえて聞いたところ,今回見ることができなかった戦略パートについては,単独でコマンドを出すだけではなく,仲間と協力してコマンドを実行することが可能だとか。艦隊戦だけではなく,内政コマンドでも協力できるという点は,これまでに見られなかったパターンではないだろうか? 原作でも派閥というキーワードはかなり重要であったが,本作においてもギルドや友人など,いかに強力な人脈を持つかが重要になってきそうである。
 ゲームはパッケージでの販売となり,フィギュアなども同梱されるようだ。2004年の1月にはβテストも開催とのことなので,続報を期待してほしい。(Murayama)


友達にメールで教えよう!
←Back to Daily News
←Back to News Archive