2003年7月6日（日），「CPL2003 夏季大会 日本予選 決勝戦」が，東京都大田区の蒲田にある，新コンセプトネットカフェ「LEDZONE」にて開催される。

　CPL：Cyberathlete Professional League（サイバーアスリート プロフェッショナル リーグ）とは，ゲームのプレイを仕事とするプロフェッショナルゲーマー達が，その磨き上げた腕を競い合う世界規模のゲーム大会。1997年6月に設立されたCPLだが，新作の発表なども兼ねるようになってきたことから，今や世界のゲームファン達やプレス関係者などから熱い視線を浴びる一大イベントにまで成長している。

　そんなCPLの日本予選決勝の舞台となるのが，以前に当サイトの「ここ」で特集記事を掲載したネットカフェLEDZONE。ナムコがValve Software社と提携して開発した「カウンターストライクネオ」の，試験サービスを行う実験店舗である。

　さて細かいルールや大会の詳細については，公式サイトを参照してほしいのだが，詳細を見て個人的に面白いと思った点が，参加者（プレイヤー）だけではなく見る側（観客）にも大きな配慮を払っている点だろう。

　大会の様子は，スポーツ番組のようなアナウンサーや解説者のついた生中継が公式サイト上からストリーミング放送されるほか，「ハーフライフTV」(通称HLTV)と呼ばれる，ゲームプレイデータをリアルタイムで放送するシステムを使った中継も予定されているというのだ。大会の運営側には，これによって"観戦"という新しいゲームの楽しみ方を広めて行きたい意志があるのだろう。

　「Age of Mythology」などリプレイ機能を搭載した作品を遊んでいるプレイヤーには分かるだろうが，うまい人のプレイというのは，ただ見るだけでも"プレイそれ自体より面白い"場合も多いのだ（プレイしないけど，リプレイは見るという人がいるくらいだ）。
　
　ちなみに当日会場（LEDZONE）に訪れた人の先着200名には，「CPLエキサイティングハンドブック」とNVIDIA提供の「CDホルダー」がプレゼントされる模様。スポーツ観戦的な気分で会場を覗いてみるのも，また一興かもしれない。（TAITAI）