不況の迫るゲーム業界 - 02/07 12:05

 欧米では,今年に入ってゲーム会社の倒産が目立っている。まず,1月末にその扉を閉めたのが,「Incoming」以来イギリスの中堅どころの開発メーカーとして知られてきたRage Software社だ。以前から資金繰りが危ぶまれてきたが,起死回生を狙った「Rocky」や「David Beckham」などのライセンスが裏目に出たようだ。77人いた雇用者も解雇されたが,デモ版までリリースされていた次期発売アクションゲーム「Gun Metal」の行方は定かではない。
 Deer Hunterシリーズで知られるSunstorm Interactive社も,不況の餌食になった会社の1つ。Deer Hunterは,3人の製作者が900万円の予算で3ヶ月で作り上げ,その19倍にも及ぶ成功を収めたばかりか,"バジェットゲーム"(低予算ゲーム)というゲームカテゴリーまでを作り出した。しかし,アメリカでは人件費がかさむため,東ヨーロッパ勢の台頭とは競争できるほどではなかったというのが実情だ。
 また,噂ではるが,現在「Red Faction 2」を製作中で,日本でも「Freespace」などで名高いVolition社も,すでに会社として機能していない状況だという。
 最近では,Electronic Arts社も,その傘下にあった名門のWestwood Studios社を解散させたばかり。また,大きな会社でもViventi Interactive社Infogrames社Interplay社Eidos Interactive社など,経営難や買収話が明るみに出ている企業は多い。(奥谷海人)


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