日本でストラテジーというジャンルを切り開いた"大戦略シリーズ"の最新作が，2003年3月20日に発売される。
　この最新作のタイトルは，「大戦略パーフェクト1.0」。その名の通り，過去のシリーズを集大成した"完全版"として開発されているようだ。

　本作の特徴は，各シリーズ作品で採用されたルール/システムを可能な限り組み込んでいるところと，それを自由にカスタマイズできるところ。これまでのタイトルの，"いいとこ取り"ができるわけだ。また新ルールとして，"迎撃ルール"も追加されている。
　登場する兵器は，シリーズ最多の700種類以上。弾道ミサイルを搭載した「戦略型潜水艦」が追加されており，また「イージス艦」「ジョージ・H・W・ブッシュ」「弾道弾迎撃機 YAL-1」など，話題の兵器も多く追加されている。さらに，武器には「レーザー砲」が初登場。この武器では，弾道ミサイルを打ち落とせるようだ。
　マップサイズは48/64/128ヘックスで，縦，横を別サイズに設定可能。もちろん"マップエディタ"と"生産タイプエディタ"も用意されているので，自分好みの土地と国（生産タイプ）で遊べるわけである。

　ところで，"完全版"の割に，なぜかタイトルにバージョン番号が付いているのが気になるところ。システムソフト・アルファーでは，公式サイト内の「こちら」に設置された特設ページで本作についてファンからの意見/要望を募集しており，これまでの開発にも，大いに参考にした模様。おそらく発売後にも意見を集め続け，さらなるバージョンアップが図られるということだろう。
　価格は9800円。シリーズファンは，続報にご期待あれ。（Iwahama）

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