先日「こちら」で英語デモ版をUpした，オランダ生まれのサッカーファン（？）暴動RTS「フーリガン」。日韓共催のワールドカップを間近に控え，対象となるスタジアムは厳戒態勢がしかれるとのハナシが飛び交うなか，マイクロマウスから待望のローカライズのNewsが届いた。なにはともあれ，製品概要と動作環境をば。

＜＜製品概要＞＞
●タイトル：フーリガン 日本語版
●価格：8800円
●発売日：2002年5月末
●動作環境：Windows 9x/Me/2000/XP，PentiumII/300MHz以上，メモリ：64MB以上，HDD容量：300MB以上

　プレイヤーは，サッカーチームを心から愛する"熱狂的な"ファン（フーリガン）を操って，敵サッカーチームの取り巻き（これまたフーリガン）から，自陣営のチームを守ったり，町を破壊したり，金品を強奪したりすることになる。……こう書くとかなり乱暴なゲームにも見えてくるが，実はまったくその通り。浴びるようにビールを飲み，ドラッグをキメる彼らの生態を疑似体験できるワケだ。敵ユニットとして登場するのは，敵フーリガンを始め，警官，起動隊などさまざま。マナーや法律を無視して，徹底的に暴れまくれるのがこのゲームの特徴でもあるのだ。

　本作がもつ，mini-Scape（箱庭系）でもなく，戦場を舞台にしたストラテジーでもない独特な世界観は，初めて目にする人には"キワモノ"にしか映らないかもしれない。しかし本作は，そんなイメージを覆すほど高い戦略性を兼ね備えている点も見逃せない。
　フーリガンのメンバーには，足が速い，爆発物を投げる，力が強く障害物を押しのけられるなどの個性付けがなされており，直面するシチュエーションによって上手く使い分ける必要がある。また，売春婦を雇って相手チームを誘惑したりといったことまでできてしまうのだ。
　マルチプレイにも対応しており，LANやインターネットを介して最大4人までの同時プレイが可能になっている。

　ゲームは，全11のシナリオで構成されており，各シナリオで与えられるミッションをクリアしていく形で進行する（例：バスで到着する自チームのメンバーを，敵のフーリガンから守る，など）。応援するチームが決勝戦で負けた腹いせに，優勝チームの優勝カップを奪い取るなんていうミッションも待ち構えているぞ。
　発売に向けて何かと物議をかもしそうな本作だが，とりあえずウレシイ日本語版発売のNewsをお届けした次第だ。（Gueed)