[TGS#3]「Warcraft3」追加情報公開! - 10/13 01:37

 大まかなゲームの内容は「E3速報」や「ECTS速報」を見てもらうとして,ここでは今回新規に分かった要素を紹介してみよう。
・E3のWarcraft3記事「こちら」
・ECTSでのWarcraft3記事「こちら」
・Screenshots集「こちら」
・当サイトにUpされているムービー「こちら」

 まず一番興味深いのはナイトエルフ族。話には聞いていたものの実際に目にするのは初めてで,とくに移動可能な建造物は興味深く見させてもらった。実はナイトエルフ族の建造物の半分はトレントと呼ばれる木の妖精で,建造物扱いでありながらも移動可能となっている。しかも,トレントは移動だけではなく攻撃にも参加でき,なかなかに頼もしい存在だといえよう。攻撃力がどれほどのモノかは不明だが,ナイトエルフ族の拠点を攻める際には兵隊と建造物の両方を相手にする必要性があるためかなり苦戦しそうだ。なお,移動可能状態と建造物状態はスイッチ一つで切り替えるようになっており,移動状態では建造物として機能しないようになっていた。
 アンデッド族ではネクロマンサーによるスケルトンの生成が見られた。これは戦場にネクロマンサーを派遣し,敵の死体からスケルトンを作り出して戦力を補充できるもの。RTSにおいて自分の拠点より離れた場所で戦闘を繰り返すと兵力が不足しがちだが,戦場ですぐに兵の補充ができるというのは非常にありがたい。アンデッド族は長期戦に向いているといえそうだ。また,アンデット族が各種施設を建てるには,下準備として最初に土地を汚染して腐敗した土地を作り出す必要があり,その上に施設を建造することになる。ちなみに腐敗した土地では木が枯れるなどの演出もあり,アンデッド族はオドロオドロしい雰囲気は抜群であった。

 これまでにヒーロユニットが登場するという話は何度か紹介してきたが,ここにも追加要素が判明。戦場では強力なユニットとして活躍し,一日に一度だけ究極魔法を操るヒーローユニット。まさに戦場では中心となるユニットだが,死んでしまっても金とマナを支払うことで復活させられるそうだ。しかも,復活時には能力と装備は死ぬ直前のモノとなるのだ。ヒーローユニットが戦場に及ぼす影響は未知数だが,こうした復活があるおかげで,ダイナミックな戦闘が堪能できそうな予感がした。なお,これはダミーかもしれないが,戦場でアンデッド族のヒーロユニットがCorpse Explosionを使うシーンも見られ,「DIABLOII」ファンはニヤリにやりとさせられるような一面もあった。ただし,この魔法が実装されるかは不明である。

 ほかにも金の採掘方法が種族によって異なったり,ユーザーに親しみを持ってもらうためにヒューマンのユニットや建造物が前作を模しているなど,細かいネタながらも有意義な取材を敢行できた。今までの記事から相対的に見ればゲームの柱となるような大きな部分での新要素はなかったものの,取材を終えてみて,ますます製品版の登場に期待が持てることは間違さそうだ。ヒューマン,オーク,ナイトエルフ,アンデッドの4種族が剣を交える日がくるのを楽しみにしていたいと思う。(Murayama)

※下段の3点写真はどれもサイズが1MB以上あるので注意してください。

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