[E3速報#31]Return to Castle Wolfenstein - 05/23 18:06

 ActivisionのブースでSoldier of Fortune2と共にFPSフリークを釘付けにしていたタイトルが,この「Return to Castle Wolfenstein」である。オリジナルは,古くからのPCゲーマーならご存知「Wolfenstein 3D」。いまから約10年前にリリースされ,FPSの草分けタイトルとして,その名をゲーム史に残した名作だ。
 さて,今回のE3で続編が発表されたわけだが,これがまた実にすばらしいデキを見せていた。QuakeIIIのエンジンを使用していることからも分かるように,動作については問題なし。登場する武器も短銃,時限爆弾,火炎放射器,ライフルなど通常のFPSに登場するような武器はほとんどフォロー,狙撃やダッシュなども可能だった(もちろん犬もいるぞ)。それから,武器の演出もイカしたものが多く,とくにデモの中では火炎放射器のエフェクトなどが素晴らしかった。敵がじわじわと燃え上がり死んでゆく様子は,残酷だがついつい見惚れてしまうといってもよいだろう。ちなみに,会場でデモとして見せていたムービーがあまりにも美しいので,見とれて立ち止まる人多数。周辺は非常にゴッタ返していた。
 シナリオについては,特殊任務を帯びたひとりの軍人がヒトラー率いる第三帝国を相手に戦いを挑むことになる。実際に眺めたゲーム画面では,軍人や車両以外にゾンビなどの怪物なども登場しており,あれはなんだとスタッフに訪ねたところ「このゲームでは,軍人同士の銃撃戦以外に,映画のインディ・ジョーンズのようなノリの探索シーンも出てくるんだ!」とのこと。なかなかバラエティに富んだ戦闘が楽しめそう。気になるマルチプレイはいまだ詳細が決まっていない模様で,ちょっと残念。まずはシングルモードの作りこみから行っているようだ。

 以下は蛇足。硬派でコテコテなな軍隊FPSを体験したいのであれば,同じくActivisionの「Soldier of Fortune2」を。少々変わった(そして美しい)FPSを体験したければ「Return to Castle Wolfenstein」で決まり。ちなみに,発売は今年の秋を予定しているそうで,日本ではピーアンドエーから冬にリリースされることが決定している。
 
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