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3Dゲームファンの人は,Inside Mac Gamesサイトのレポートをチェックしてほしい。ATI
TechnologiesでMac用製品のSenior Product Managerを務めるStanley Ossias,Public
Relations Managerを務めるPatricia MacDonaldの両氏によるデモンストレーションの模様が伝えられている。
まもなく出荷されるというRadeon
7000 Mac Editionは,Radeon 7000チップを搭載したグラフィックスカードだが,このチップは元々Radeon
VEとして知られていたもの(現在VEは,Radeonラインの最下位チップという位置付けらしい)。同社は昨年7月,Radeon
VE Mac Editionという製品名のカードを出すと発表していたが,結局年明けになってしまった。
Radeon VEチップ自体,Radeonチップの廉価版という位置付けだったので,いくら安いとはいえ,快適にゲームを遊びたいという人にはあまりオススメできない。
一方,2月初旬に出荷されるというハイエンドカード,Radeon
8500 Mac Editionは,4xAGPスロットを持たないタイプのPower Mac G4を持つゲームファンの人にはオススメしやすいカードだ(もちろん,発売後の評判等によく耳を傾けてもらいたいが)。
同カードは,250MHzで動作するRadeon 8500チップ,275MHzで動作する64MBのDDR(Double Data Rate)メモリ,4つのレンダリングパイプライン,より高品質なCGを描き出すTRUFORM,SMARTSHADER,SMOOTHVISION,CHARISMA
ENGINE II,DVD映像を滑らかに表示するVIDEO IMMERSION II等を特徴としている。
同レポートによると,TRUFORM機能を使用して「Otto
Matic」を動作させるデモでは,同機能によりゲーム中のキャラクターやオブジェクトがより滑らかで自然な曲線で描かれたそうだ。
また,Radeon 8500 Mac Editionの製品に含まれるドライバソフトをインストールすることにより,他のすべてのRadeonベースのカードでもフルスクリーンアンチエイリアシング機能が有効になるという。「他のすべてのRadeonベースのカード」にMobility
Radeonも含まれているのであれば,Power Book G4上でも利用できそうだ。ただし,Voodoo5カードの場合と違い,ゲーム側でFSAA機能をサポートする必要があるそうなので,すぐにすべてのゲームで利用するというわけにはいかない。このドライバソフトは,同製品が発売された後,同社のサイトから入手できるようになる。 |