9th Jan.2002

 

NCSoftが「Lineage:The Blood Pledge for Mac OS X」を発表!
    NCSoftは,多人数参加型オンライン専用2DファンタジーRPG,「Lineage:The Blood Pledge」のMac OS X版をアナウンスした。リリースは今年の2月の予定で,現在開催中のMacworld Expo会場内のMac OS X Game Arcadeブース内で披露されている模様だ。
 このゲームは,Pledgeと呼ばれる,参加者同士の協力システムを採用していて,ゲーム世界でのコミュニティ,インタラクション,戦闘の新しいスタイルを提案しているという。プレイヤーは,友達同士で手を組み,他のグループと同盟を構築することで,大掛かりで組織的なストラテジーを駆使して戦いに臨める方式だ。
 同社のサイトのLineage for Macコーナーに掲載されているこのゲームの特徴は次のようになっている。
  • 世界中から計数百万人のプレイヤーが参加
  • 30万人以上が同時参加可能
  • 巨大なドラゴンから小さなグレムリンまで,数百種類のモンスターが登場
  • 定期的な無料アップグレードにより,強烈なクリーチャーたちが溢れるエキゾチックな新大陸が追加
  • 砂漠,森林地帯,海洋を舞台にしたバラエティに富んだゲーム世界

 リリースは今年前半に予定され,オープンβテストは"近日中"に開始される見込みだという。
 同社でエグゼクティブプロデューサーを務めるRichard Garriott(Lord Britishとしても知られる,Ultimaシリーズであまりにも有名なゲームデザイナー)は,プレスリリースを通じ「Lineageを新しい観衆に提供できることをとても嬉しく思う。近年Mac用のゲームを出していない会社は大きなミスを犯している。Macとその非常にモダンなOSであるMac OS Xは究極のゲーム体験を提供する。このプラットフォームを使うユーザーのいる巨大で未開のマーケットがあるのだ」と述べている。ゲーム業界に多大な影響力を持つ同氏のような人物の発言だけに,今後の展開がとても楽しみだ。

ATIがRadeon 8500/7000カードのMac版を正式発表
    ATI Technologiesは,Radeon 8500 Mac EditionおよびRadeon 7000 Mac Editionを正式発表した。これらは,同社が昨年の晩夏に発表した最新グラフィックスチップ,Radeon 8500,Radeon 7000をそれぞれ搭載したグラフィックスカード。
 詳細は,MacWIRE Onlineサイトのレポートを参照してほしい。Radeon 8500は二月の初旬に約300ドルで,同7000 Mac Editionは近日中に約130ドルで発売される見込みだ。

Westlake情報
    IMGサイトに,Macworld Expo/San Francisco会場内でWestlake Interactiveから入手した情報がレポートされている。
 それによると,先日発表された「The Sims:Hot Date」の移植はPhil Sulak,Mark Krenekの両氏が担当。Hot Dateでは,エキスパンションパックの枠を超えた多くの要素が追加されたため,移植作業は複雑なものになっているが,現在のところ4月のリリースを目指している。また,Age of Empires IIをベースにしたリアルタイムストラテジーゲーム,「Star Wars:Galactic Battlegrounds」の移植はAoE2を手がけ,Star Warsの大ファンでもあるというBrad Oliverが担当する。うまく進めば,4月中旬にも発売される見込みだ。
 「Spider-Man」の開発は,同名作品の版権を持つMarvelの承認待ちの段階で,承認され次第発売される。「Clive Barker's Undying」の開発は,以前にも伝えられたようにスケルタルアニメーションシステムが壁となっているようで,同社では2月末までのリリースを目指している。
 Cary Farrierによる「Max Payne」の移植作業は順調に進んでいて,2月中にファーストプレイアブル段階に,そして晩春にリリースできると見込まれている。「Return to Castle Wolfenstein for Mac」の開発は最終段階に入っていて,Duane Johnsonによる移植には,同じく会場を訪れていたid SoftwareのGraeme Devineも満足そうにしていたという。別のレポートによれば,2〜3週間後に発売される見込みだとのこと。
 同社のGlenda AdamsはIMGに対し,Appleのゲームデベロッパーへのサポートについて,おおむね満足していると述べたそうだ。3DとHID関連でやり残していることはあるものの,Appleの方向性はほぼ適切で,将来的にはもっとずっと大きなものが届けられるはずだと同社は考えている。

MacPlay情報,「Deuce」プロジェクトの正体は明日明らかに!
    MacPlayは,Macworld Expo/San Francisco会場内の同社ブースにおいて,ファンタジー2D RPG大作,「Icewind Dale」を披露している。これは,同社のBaldur's Gateと同じInfinityエンジンを搭載したRPG。Windows版の開発元はBiowareで,Macへの移植を,「Baldur's Gate II for Mac」を手がけたContraband EntertainmentのChris Jacobsonが担当している。Forgotten Realmsの世界を舞台にした本格的なRPGだ。
 残念ながら,今回のエキスポでは,ファーストパーソンビュー3Dアクションゲームの超期待作,「No One Lives Forever for Mac」の展示はおこなわれていない。同社によると,出荷予定時期は当初と同じ3月中だということだ。
 また,「StarFleet Command Volume II:Empires at War」の移植は現在,Omni Groupによって進められていて,Mac OS X専用版としてリリースされることも明らかにされた。
 そして,このエキスポに合わせて発表すると言われていた"Deuceプロジェクト"については依然として明らかにされていないが,同社によると米国時間水曜日の午後二時にアナウンスされる予定だとのこと。
 なお,「Giants:Citizen Kabuto」のマルチプレイパッチのリリースも目前だということだ。

MacSoft情報
    IMGのレポートによると,MacSoftは,今回のエキスポに合わせて新作を発表する予定はないことを明らかにしたそうだ。また,クォータービューのリアルタイムストラテジーゲーム「Stronghold」の出荷を3月に,ターンベースストラテジーゲーム「Master of Orion III」の出荷を春に,それぞれ計画していることも明かした。なお,MoO3については,すべてがうまく行けばWindows版と同時期にリリースできそうだということだ。

「Alfred Hitchcock Presents the Final Cut」のMac版が開発中止に
    MacGamer.comサイトは,Alfred Hitchcockのサイコスリラームービーを全面的にフィーチャーしたアドベンチャーゲーム,「Alfred Hitchcock Presents the Final Cut」のMac版がキャンセルされたとレポートした。
 開発元であるArxel TribeのEmilie Ravetが述べたところによると,当初はWindows版とMac版を同時にリリースすると発表されたが,最終的にはWindows版のみ開発することになったということだ。

Appleが「Harry Potter and the Sorcerer's Stone」をプレビュー
    Appleは,同社のサイトのGamesコーナーに,「Harry Potter and the Sorcerer's Stone」プレビュー記事を掲載した。

DNF公式FAQの日本語版がVersionアップ
    Duke Nukemファンにはお馴染みのpallas dサイトに,Duke Nukem Forever公式FAQの日本語版(Version2.21)が掲載された。DNFのボット機能,ムービー録画機能,βテスト等についての説明が追加されている。Dukeのセリフの頻度を調整できるようになる可能性があるというのは興味深い。

「Captain Bumper 1.12」リリース
    Casady&Greene Publishingから,「Captain Bumper」デモ版(Version1.12)がリリースされた。これは,コミカルなグラフィックスとついつい引き込まれてしまうゲームプレイの良さがウリの横スクロールアーケードシューティングゲーム
 ダウンロードと詳細は,MacGameFiles.comサイトで(約17.8MB)。

ATIが同社製カード用ドライバ(Mac OS 9用)をリリース
    ATI Technologiesは,同社製グラフィックスカード(RadeonまたはRage 128チップを搭載したリテイル版のみ)のMac OS 9用ドライバソフトの最新版を公開した。iMacやPowerBook G4,Power Mac G4に標準装備されているOEM版カードには利用できないので注意しよう。Mac2TVというビデオ出力機能に関する問題の修正やそのほかの改良が行われた。また,DVDビデオ再生時のインターレース除去機能が追加された(DVDを作成するのに利用した素材がビデオテープであるようなソフトにとくに効果があるらしい)。
 ダウンロードと詳細は,同社のサイトのTechnical Supportコーナーで(約3MB)。アップデートに際して,Apple OpenGL 1.2.2,QuickTime 5.0のインストールが必要だ

「Trade Wars:Dark Millenium」公式サイトがアップデート
    「Trade Wars:Dark Millenium」の公式サイトが更新され,ゲームプレイの詳細と最新スクリーンショットが公開された。これは,ロールプレイングの要素も取り入れた多人数同時参加型のスペースコンバットシミュレーションゲーム。プレイヤーは,宇宙を舞台にした壮大なストーリーをシングルプレイまたはマルチプレイで楽しむことが可能。多数のクエストが用意されていて,一人であるいはほかのプレイヤーと協力/競合しながらそれらをクリアしていくという内容だ。
 クエストは,NPCから受けた依頼を遂行するという単純なものから,未開の惑星を探索するような,ちょっとしたアドベンチャーゲーム的な複雑なものまでバラエティに富んでいる。また,数人ほどで取り組む小規模な戦闘ミッションのみならず,大人数が同時に参加してリアルタイムストラテジーゲーム的に戦いを繰り広げるシチュエーションもあるらしい。
 ゲームの世界は,戦況等により常に変化し続け,それにより新たなイベントが次々に発生する。プレイヤーは,他の参加者と戦うだけでなく,冒険で得た戦利品やアイテムを交換したりすることも可能だ。
 Mac版のリリースは,今年の夏に予定されているWindows版の発売後の予定だ。

 

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