15th Dec.2001

 

MacPlayが「Deuce」プロジェクトを発表
    MacPlayのJoshua SmithはIMGに対し,同社が「Deuce」というコードネームで進めているプロジェクトの存在を明らかにした。詳細は現時点ではまったく判明していない。来月七日のMacworld Expo/San Franciscoの開幕に合わせて発表されると見られている。さらに同氏は「このゲームについては,他のどのタイトルよりもエキサイトしている」と語っている。エキスポへの期待が膨らむばかりだ。

「Sacrifice for Mac」のGM版が完成
    MacPlayは,同社のサイトのNewsコーナーを通じ,「Sacrifice for Mac」のゴールデンマスター版が完成し,プレス工程に入ったと発表,クリスマス前に発売される見込みだという。
 「Sacrifice」は,リアルタイムストラテジーゲームとロールプレイングゲームの要素をミックスしたファンタジックな3Dゲーム。かつてMDKシリーズやMessiahといった,個性的なプレイ感覚と独特なビジュアル性を持つゲームで高い評価を得たShiny Entertainmentが開発したゲームで,Macへの移植は「Myth III:The Wolf Age」の開発元でもあるMumboJumboが担当した。

Payback for Mac
    ドイツのゲーム情報サイトgames4mac.deは,12/13付けのニュースを通じ,トップダウン型の3Dカーアクションアーケードゲーム,「Payback」の開発がVirtual Programmingによって進められ,現在最終テスト段階に入っていると伝えた。このゲームはGrand Theft Autoタイプのアクションゲームで,上から見下ろした状態でさまざまな車両を操作し,マフィアのボスから課せられるミッションを遂行するという内容。
 同社は以前,このゲームの内容について「レベルクリアの手段はプレイヤー次第。ボスの依頼に応じてもいいし,謎の企てを暴いてもいいし,次々に殺人をしてもいい」と述べている(まるっきりGTAという話も……)。
 このゲームには3Dエンジンが搭載されていて,パースペクティブコレクトテクスチャマップ,環境マップ,バンプマップ,リアリスティックリアルタイムシャドウ,アルファチャンネル,12チャンネル3Dサウンドといった機能を持ち,物理現象の再現性も高いそうだ。さらに,逃げ惑う人々を緻密に表現するため,モーションキャプチャー技術が利用されていたり,ゲームの舞台として広大な三つの都市が登場,プレイヤーが利用可能な乗り物が多数(トラック,一般車,バス,ボート,戦車等)用意,直線的でないミッション構成,1280×1024までの解像たびに対応,四人まで参加可能なマルチプレイモードを搭載,といった特徴もあり,元々Amiga向けに開発されたゲームの移植版。

「Tzar:Burden of the Crown for Mac」の移植が進行中
    また,同じくVirtual Programmingにおいて,「Tzar:Burden of the Crown」というゲームの移植が進められていることも明らかにされた。個別のテクノロジーツリーを持つ三文明(European,Asian,Arabian)が登場,プレイヤーはそれぞれの種族の特徴を生かすようストラテジーを練り,経済力と軍事力をバランスよく高めてほかの種族との戦いに臨む必要がある,Age of Empires IIタイプのクォータービュー2Dリアルタイムストラテジーゲーム。

GraphSimが「Black & White」の公式ページをオープン
    Graphic Simulationsは,「Black & White」の公式ページを公開した。多数のスクリーンショットやゲームの特徴が紹介されている。その中で,このゲームの動作環境が初めて明らかにされた。

最小動作環境
・Mac OS 8.6
・300MHz以上のG3またはG4を搭載したMacintosh
・メモリー 128MB
・500 MBのHDD空き容量
・4倍速以上のCD-ROMドライブまたはDVD-ROMドライブ
・8MB以上のVRAMを搭載したjOpenGL対応3Dカード
・OpenGL 1.2.1以上

推奨動作環境
・Mac OS 9.2またはMac OS X
・500 MHz以上のG3またはG4を搭載したMacintosh
・メモリー 256MB
・16MB以上のVRAMを搭載したグラフィックスカード
・1GBのHDD容量
・32MB以上のVRAMを搭載したOpenGL対応3Dカード

 「Black & White」は,「Populous」や「Power Monger」などで知られるゲーム界の重鎮,Peter Molyneux率いるLionhead Studiosの開発による3Dリアルタイムストラテジーゲーム。現在,Zonicという開発チームがMacへの移植を進めていて,欧州ではFeral Interactiveが,米国ではGraphSimが販売を行う。

Aspyr情報
    Aspyr Mediaは,同社のサイトのProject Statusページを通じ,「Spider-Man for Mac」がFinal Candidate段階に入っていることを明かした。早ければ今月中,遅くても来月初旬には発売されそうだ。
 「Harry Potter and the Sorcerer's Stone」については,現在アルファ段階。予定では12月下旬に発売の見込みとのことだが,残念ながら間に合いそうにない。
 「Clive Barker's Undying」は開発初期段階。発売予定時期がまたも延期され,改めて二月と発表された。Harry PotterもUndyingもUnreal Tournamentエンジンを搭載したゲームなので,Westlake InteractiveのMark Adamsによる同エンジンのカーボン化作業が技術的な要因から停滞していることが影響していると考えられる。

「Otto Matic」と「Cro-Mag Rally」がVersionアップ
    Pangea Softwareは,「Otto Matic」「Cro-Mag Rally」のアップデータをリリースした。「Otto Matic」のVersion1.0.1では,"Farm"レベルでスーパーノバを使ったときに発生するバグとそのほかのマイナーバグが解消されている。ダウンロードと詳細は,MacGameFiles.comサイトで。
 Cro-Mag Rally 2.02では,Mac OS X上でのクラッシュバグが解消されている。ダウンロードと詳細は,MacGameFiles.comサイトで。

 

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